使用車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/04/17 14:29 UTC 版)
「グランプリマスターズ」の記事における「使用車」の解説
参加する全ドライバーは同じ車体、エンジンを用いる。 2005年の第1回レースで使用された車体は、1999年にチャンプカーで使用されたレイナードのシャシーをベースにイギリスのコンストラクターであるデルタ・モータースポーツによって製作されたもので、これにニコルソン・マクラーレンが供給する自然吸気(NA)式の3.5リッターV8エンジンが搭載された。このエンジンはやはりかつてチャンプカーにおいて使用されたコスワースXBエンジンをベースとしたもので、主催者発表によれば、10,400回転/分時に650馬力以上を出力し、7,800回転/分時には320lbft(435Nm)のトルクを発生する。また、ギアボックスはパドルシフト式の6速のものが搭載された。 最低重量はドライバーが乗った状態で650キログラムとなっており、最高速はおよそ時速200マイル(時速320キロ)に達する。同時代のF1と比べれば、すでに成熟した空力パーツのみが用いられ、ドライバーの技量の純粋な競演と、オーバーテイクの誘発が志向された。トラクションコントロールシステムやパワーステアリング、アンチロック・ブレーキ・システムといった、ドライバーを支援する電子機器は排除され、ブレーキについても、制動距離を短くし結果的にオーバーテイクを難しくする要因となりかねないカーボンブレーキではなく、より制動距離が長い鋼鉄製のブレーキが使用されている。
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