使用車両について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/15 13:56 UTC 版)
「ブラック・レイン」の記事における「使用車両について」の解説
尾行などで乗ったタクシーはすべて「日本タクシー」である。 スタッフが移動に使った車はほとんどが「さくらタクシー」である(当時珍しかった自動車電話が全車両に配備されていたため)。 アメリカ映画ユニオンの規定により、俳優1人につきキャンピングカー1台を用意する必要があったため、日本中のレンタル・キャンピングカーが集められ、ロケ現場には全国のナンバーが付いたキャンピングカーが集結した。 アメリカ映画ユニオンの規定により、あたたかい物が食べられるケータリング車が必要であったが、当時の日本にはあまりそういったものがなかったため、縁日などにある屋台がロケ現場に用意され、スタッフは撮影時間中いつでも、うどん、やきそば、たこ焼き、飲み物などが用意され、外国人スタッフにはサンドイッチなどが用意された。 ニックのバイクはハーレーダビッドソン・XLCRとよく間違えられるが、実際はハーレーダビッドソン・スポーツスターにカフェレーサーのカウルを装着してXLCR風にカスタムした車両である。ニックにニューヨークで賭けレースを挑む男はスズキ・GSX-F1100(1988年式)。佐藤のバイクはスズキ・GSX-R1100(1987-1988年式のいずれか)、佐藤の手下はGSX-R400(1987-1988年式のいずれか)、オフロードバイクのスズキ・RH250、RA125など佐藤側のバイクは全てスズキ製が使用されている。 スズキのオフロードバイクは本来2ストローク単気筒エンジンであるが、排気音はほとんどの場面で4ストローク多気筒エンジンの音に差し替えられている。 佐藤が乗っていたメルセデス・ベンツ560SELには、美術スタッフが独自に製作したと見られる巨大なリヤスポイラーとルーフスポイラーが装着されている。その他、ゴールドの各種エンブレム、Centra Type 31アルミホイール、銀メッキされたフェンダートリム、窓全面に貼られたスモークフィルム、自動車電話用アンテナなど、当時流行したオプション装備を装着している。 佐藤のメルセデス・ベンツ560SELは、松本やニックとの銃撃戦の際に日産・グロリアセダン(Y30型後期)の側面に衝突して爆発・炎上するが、実際に爆破された車両は佐藤が乗っていた560SEL(ロングホイールベースモデル)と別の車両であり、純正の前期型アルミホイールを装着したSクラスのショートホイールベースモデルである。
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