シリンダーブロック
エンジンの骨格となる部分で、ピストンが摺動するシリンダーと主運動系を支える部分で構成される。内部にメインベアリングキャップ、ラダービーム、ベアリングビームなどにより、クランクシャフトを支える主軸受けを形成する。シリンダーブロックの下端がメインベアリングの中心とほぼ一致しているハーフスカート方式と、それより下方に伸びているディープスカート方式がある。また、液冷式の場合には冷却液を通すウオータージャケット、および潤滑油のギャラリーを備えている。材質は鋳鉄、またはアルミニウム合金製である。シリンダーブロックには、非常に高い剛性が要求される。
シリンダーブロック
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/30 02:01 UTC 版)
シリンダーブロック(英: Cylinder block)とは内燃機関の部品の一つであり、特にシリンダーとクランクケースを一体化した構造の部品の事を示す。エンジンブロック (engine block) と呼ばれる場合もある。
- ^ コアプラグ用の穴は、砂型鋳造が行われていた時代に、冷却水路や油路の砂落としに使うものであった。
- ^ 自動車アセスメント:スズキハスラー:オフセット前面衝突試験 衝撃でフロントグリルとナンバープレートがめくれ上がり、その隙間から変形したエンジンブロックやピストンの破片が見えている。
- ^ https://www.youtube.com/watch?v=0Kriv3tcSg8 二軸破砕機MGシリーズ エンジン破砕
- ^ ライナー下面側のガスケットは、冷却水周りに使われているような紙製であった。
- ^ Motortrend
- 1 シリンダーブロックとは
- 2 シリンダーブロックの概要
- 3 関連項目
シリンダーブロック
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 07:38 UTC 版)
「フォーミュラ1カー」の記事における「シリンダーブロック」の解説
現在の設計では、シリンダーブロックをシャーシのストレスメンバーとして使用するためエンジン単体での応力以外も考慮されている。(ストレスマウント方式) 軽量化のため、エンジンブロックはアルミニウムで製造される場合が多い。しかし、アルミニウムの強度が低いことから鉄製のシリンダーライナー(ピストンと接触する部分)を挿入することが多かった。現在では、アルミニウム表面にニカジルメッキ(ニッケル/シリコン・カーバイド)を施すことでライナーを省略することが多い。
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シリンダーブロック
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「ヤマハ・OX66」の記事における「シリンダーブロック」の解説
レーシング・エンジンのV6エンジンでは、不等間隔爆発におけるトルク変動よりもコンパクトさが優先される。 ヤマハは、ホンダよりもコンパクト化を重視して、バンク角度を夾角バンク角(75度)に設定した。コンパクト化と同時に軽量化を図るために、シリンダーブロックをアルミ鋳造とし、カム駆動をベルト化して徹底した軽量化を行っている。 アルミブロックに鋳鉄製ウエットライナーを挿入して、ブロックの変形がシリンダー内面に直接伝わらないようにしている。またウエットライナーにすることで、シリンダーが摩耗した場合にウエットライナーの交換のみですみ、イージーメンテナンスという目標を達成している。
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シリンダーブロック
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「スバル・EL15」の記事における「シリンダーブロック」の解説
シリンダーブロックのボアピッチが113 mmでEJ型エンジンと共通なだけでなく、クランクシャフトとコンロッドは行程が同一であるEJ25のものを流用している。
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