リア‐エンジン【rear engine】
リアエンジン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/16 19:24 UTC 版)
リアエンジンとは、自動車・航空機において、貨客スペースより後方にエンジンを搭載する方式。自動車ではエンジンの重心が後車軸中心より後ろ(リアオーバーハング)にあるものを指す。20世紀後半以降、バス車両(マイクロバスを除く)の駆動方式の主流として定着している。
- ^ のちシュタイアなどを経てダイムラー・ベンツに入社、第二次世界大戦後のメルセデス・ベンツ車にクラッシャブル・ボディなど先進的な安全対策思想を取り入れた。20世紀中期における傑出した自動車技術者の一人として知られる。
- ^ 簡略で低重心なバックボーンフレーム、横置きリーフスプリングによる4輪独立懸架、空冷水平対向エンジンというレイアウトは、1924年発表のフロントエンジン車タトラ・11の影響が濃厚であるが、これを本家タトラの開発者レドヴィンカに数年先んじて、いち早くリアエンジンにレイアウト転換することを着想した点で卓抜なものと言えよう。彼の学生時代のコンセプトが、ポルシェのフォルクスワーゲンにまで影響を与えているとする説もある。
- ^ 以降の中南米などでのタイプ1生産継続(2003年にメキシコでの生産を終了し、完全に製造中止)は、償却済設備によって旧式化した大衆車を廉価に量産した、発展途上国でのありふれた事例に過ぎず、技術的潮流への影響とは無関係なものである。
- ^ これは後年まで大型の旅客機・輸送機のエンジンレイアウトの主流となる。
リアエンジン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 18:48 UTC 版)
リアエンジン (RR)方式はエンジンを車体最後部に配置し、室内空間を拡大したものであるが、狭いスペースに適したドライブトレーンの設計や冷却気の流れなど、克服すべき技術上の課題が多く、ドライブトレーンのレイアウトとしては遅い、1939年の登場となった。同時にフレームレスモノコック構造の車体と横置きエンジンが採用され、北米で爆発的に普及した。 1960年代以降、路線バス用として、水平シリンダー型エンジンを採用したリアアンダーフロアエンジン方式が登場する。この方式は縦置きのままエンジン直上まで座席を設けることができるため、ひな壇を最小限とし、室内空間を拡大しながら横置き直立エンジンに比べドライブトレインのコストを抑えることが可能となり、トヨタ、三菱ふそう、2ストロークエンジン時代の民生・日産ディーゼル(共に直立シリンダー型)を除く各社が採用し、その後の主流となる。 しかし、後述するノンステップ化の要求により、床下にエンジンを設けることが出来なくなり、直立シリンダー型の横置きエンジンへと一時的に移行した。(1997年 - 2005年)現在は縦置きのままエンジン直上まで座席を設けることのできるノンステップが2000年頃に開発され、現在主流となっている。
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