T字尾翼
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/01 03:10 UTC 版)
T字尾翼(ティーじびよく、英語: T-tail)、T尾翼、Tテールは、尾翼の水平尾翼が垂直尾翼の上部に取り付けられている尾翼構成である。配置は大文字のTのように見えるため、その名前が付けられている。T尾翼は、水平尾翼が垂直尾翼の基部で胴体に取り付けられている標準構成とは異なる。
- ^ https://ntrs.nasa.gov/archive/nasa/casi.ntrs.nasa.gov/19720005341.pdf
- ^ Hoerner and Borst, Fluid Dynamic Lift, Directional Characteristics, T-tail page 13-11
- ^ “Gloster Javelin - History”. Thunder & Lightnings. 2021年7月21日閲覧。
T字尾翼
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/02 00:01 UTC 版)
詳細は「T字尾翼」を参照 T尾翼は、垂直尾翼の上部に水平尾翼が取り付けられる。これは、ボンバルディア CRJ、フォッカー70、ボーイング727、ビッカース VC10、ダグラスDC-9などのリアエンジン航空機、およびほとんどの高性能グライダーでよく見られる。
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T字尾翼
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 04:56 UTC 版)
詳細は「T字尾翼」を参照 垂直尾翼(垂直安定板)の先端付近に水平尾翼があるものは「T尾翼」や「T字尾翼」と呼ばれる。 水平尾翼による端板効果により、垂直尾翼の効果が強まるので、垂直尾翼面積を小さくでき、後退垂直尾翼と併せれば重心・空力中心から遠くなり、水平尾翼面積も小さくできる。 欠点としては、迎え角を大きく取ると主翼の後流が水平尾翼の効果を無くし、急激な機体の頭上げ(ピッチアップ)を生じる『ディープストール』と呼ばれる失速現象が起きやすい。特に運動性を重視する戦闘機の場合は迎え角を大きく取れないのは致命的な欠陥となり、先尾翼形式を除きT字尾翼を含めて主翼より上方に水平尾翼を配置する設計はなされなくなったが、同様に運動性を重視する筈の曲技飛行機や、戦闘爆撃機パイロット養成を主目的とする軍用練習機では、現代でも第二次世界大戦期戦闘機と同様に、機体規模上低中翼の合理性が勝り、主翼より上方に後部水平尾翼を配置することが多い。 現代での採用例は安定性を重視する大型機で多く採用される。また機体尾部の空間を確保できるため、機体尾部に大きな出入り口を備える輸送機で採用される。特に降着装置を短く頑丈にすべく機体底部左右バルジ内に収容し、且つ異物吸入を避ける為主翼から吊るすエンジンや主翼に取り付けるプロペラを高い位置=高翼にし、主翼後流の影響域から水平尾翼を外す為T字尾翼とするのは、近現代軍用輸送機の定番レイアウトで、その他の用途でも主翼後流との干渉を避けるため高翼機で利点が多い。また機体尾部の(特に胴体外)空間にエンジン搭載した場合、水平尾翼がエンジン整備交換の邪魔にならなく、空力的にもエンジンとの干渉が避けられるため機体との相性が良い。 バリエーションに双胴機の双胴後端垂直尾翼上端を水平尾翼で繋ぐ形式がある。 T尾翼
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