【T尾翼】(てぃーびよく)
T-tail
水平尾翼が垂直尾翼の先端に取り付けられる形式。
胴体尾部に付けられる通常の水平尾翼に比べ、幅の割に面積を大きく取ることができ、通常は胴体による気流の乱れを避けられることから、低い抗力と高いピッチ安定性を両立させることができる。
このため輸送機や滑空機などに採用されることが多い。
一方で迎え角が大きくなると気流が胴体に阻まれ、昇降舵が働かなくなってしまい、回復不能のディープストールに陥るという欠点がある。
このため戦闘機には適さないと考えられるが、F-104では加速性能が重視されたためあえてT尾翼が採用されている。
(F-104)
T字尾翼
(T尾翼 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/01 03:10 UTC 版)
T字尾翼(ティーじびよく、英語: T-tail)、T尾翼、Tテールは、尾翼の水平尾翼が垂直尾翼の上部に取り付けられている尾翼構成である。配置は大文字のTのように見えるため、その名前が付けられている。T尾翼は、水平尾翼が垂直尾翼の基部で胴体に取り付けられている標準構成とは異なる。
- ^ https://ntrs.nasa.gov/archive/nasa/casi.ntrs.nasa.gov/19720005341.pdf
- ^ Hoerner and Borst, Fluid Dynamic Lift, Directional Characteristics, T-tail page 13-11
- ^ “Gloster Javelin - History”. Thunder & Lightnings. 2021年7月21日閲覧。
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