燃料タンク
燃料タンク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/07/19 04:30 UTC 版)
燃料タンク(ねんりょうタンク)は、燃料の保存、運搬、貯蔵等を目的とした容器である。
- 1 燃料タンクとは
- 2 燃料タンクの概要
燃料タンク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 04:11 UTC 版)
「V-22 (航空機)」の記事における「燃料タンク」の解説
固有の燃料タンクは、主翼内に左右各4個と降着装置のあるスポンソン前部に左右各1個の計10個のタンクがある。さらに、主翼内の一番外側にフィード・タンクと呼ばれるエンジンに燃料を送るためのタンクがあり、これを加えると総容量は6,513リットルになる。これらは自己防漏対策が施されており、12.7mmの徹甲弾の貫通までは燃料漏れを起こさない。 また、キャビン内に任意補助タンク(MAT)を搭載することで搭載燃料を増やすことができる。空中で燃料を捨てる必要が生じれば、右主脚部のベント口から毎分303リットルの割合で空中投棄できる。
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燃料タンク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 07:38 UTC 版)
慣性モーメントの減少や燃料の増減による挙動変化の減少を狙い、コクピットとエンジンの間に設置される。最小容量は特に定められていないが、2010年からレース中での燃料補給は禁止され、さらに2014年から1時間当たりの燃料流量が100 kgに規制されていることから、容量は100〜150 Lと推測される。 かつては、金属製タンクに燃料を入れていたが、クラッシュなどの衝撃で破損し火災につながりやすかった。それを防止するため、1970年からは簡単には破れない積層ゴムの使用が義務付けられ、現在ではその周りを防弾チョッキ素材であるケブラーで包み鋭い破片から保護している。さらに導入時期は不明であるが、タンク1個当たりの容量上限を定め、タンクが破損した際の燃料漏れを抑えることとした。しかし、1978年からは燃料タンクを一つにまとめること(シングルセル化)が規定されるようになった。2020年現在はケブラー繊維とゴムを編み込んだ「818-D」と呼ばれる構造体の使用が義務付けられており、一説には「鋼鉄の5倍の強度を持つ」という。 1983年から1993年、および2010年以降はレース中の給油が禁止されているが、それ以外の年において、レース中にピットインし、再給油作業を行うことが認められていた。特に1994年以降、レースの戦略を立てる上で燃料補給のタイミングや補給量が重要なものとなった。ピットで給油ホースと燃料タンクを接続すると、毎秒12 Lの割合で補給できた。ホースは二重構造になっており、外側のチューブから燃料が供給され、内側のチューブからタンク内の空気を排出していた。 元F1チャンピオンのデイモン・ヒルは「現在では燃費の向上と燃料タンク容量制限により、以前よりは再給油の重要性は薄れている」とコメントしている。 なお燃料供給系についても使用パーツのワンメイク化が進められており、2022年シーズンより燃料プライマーポンプはマニエッティ・マレリ、高圧燃料ポンプと配管はボッシュ製に統一される。
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燃料タンク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 02:04 UTC 版)
「国鉄キハ32形気動車」の記事における「燃料タンク」の解説
当初は中・短距離運用に充当することを目的として設計されており、自動車用の燃料タンク(300L)が搭載されていたが、高知運転所のキハ54形が予讃線へ運用拡大した際、それまでキハ54形で運用されていた土讃線多度津 - 土佐山田間のワンマン列車の一部が本形式に置き換えられたため、長距離運用の増加を考慮して高知運転所配置車両については燃料タンクの増積が行われている。
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燃料タンク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/04 01:11 UTC 版)
「コントロール・ライン」の記事における「燃料タンク」の解説
燃料は、金属またはプラスティックのタンクに搭載するのが普通である。CL機は円周飛行をしているために常に遠心力を受けており、燃料はタンク内で円周の外側に寄るので燃料の送出口も同じ側の角に取り付けてある。ラジオコントロール機には「クランク型」タンクが向いているが、CL機ではクサビ型断面のタンクが多用され、燃料の供給状況もそのほうが勝っているようである。 ヴェント(vent:空気抜き)がタンクの飛行円周内側についているか複数のヴェンが付いている形式は「サクション(吸い込み型)型タンク」と呼ばれる。サクション型タンクの燃料供給圧力は飛行時間が経過して燃料が減ってくると低下し、ニードルバルブを絞ったようになりエンジンに供給する混合気は薄くなり、エンジンの回転は上がる。空気がタンクの飛行円周外側にしか入らないようなヴェント取り付けだと、飛行が経過して燃料が減っても燃料の供給圧力は変わらず、混合気の濃さ、つまりエンジンの調子を一定に保つことが出来る。このような型式のタンクを「ユニフロー型タンク」と呼ぶ。 コンバット機や一部のスピード機では、哺乳瓶の乳首・万年筆のゴム製インク袋に動物用の注射器で燃料を押し込んで膨らましたものをタンクに使う。これを「ブラダー(bladder:風船)」タンクと呼び、かなり高圧で燃料を送り出すことが出来る。この種のタンクでは、燃料が無駄に流出しないようにエンジンがかかるまでは燃料パイプをクリップなどで閉じておく。
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燃料タンク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/06 23:53 UTC 版)
「スーパーマリン スピットファイア」の記事における「燃料タンク」の解説
スピットファイアの短所のひとつである短い航続距離を延長するために、内装タンクの増加に加えて様々なタイプの外装式タンクが採用された。内装タンクは、胴体後部へのタンク追加、前部タンクの増量、翼前縁へのタンク追加がなされた。 コンフォーマルタンクを先取りしたとも言える、スリッパー式ドロップ・タンクは30英ガロン、45英ガロンの容量のものが作られた。さらにフェリー用の90英ガロンの容量を持つタンク、170英ガロンの大型スリッパー・タンクまで作られた。スリッパー型ドロップ・タンクの他、一般的な魚雷型ドロップ・タンクも使用された。 標準では、100オクタン燃料(緑色)を使用していたが、一部高速が要求される機種では、バスタとして150オクタン燃料が使用された。
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燃料タンク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/12 20:56 UTC 版)
一般的な旅客機は燃料タンクを主翼内に持っている。大型旅客機では「インテグラル・タンク」と呼ばれる、翼の中央部を構成する箱型の構造部材である。「トーション・ボックス」や「トルク・ボックス」とも呼ばれることがある。部材同士の接続面では内側に耐燃料性シーラントを塗り、機体表面側には耐雨性シール材を塗ることで漏れ止め処理を施し密閉して、そのまま燃料タンクとして使用している。主翼内のインテグラル・タンクは主なタンクとして片側それぞれに2つほどのメインタンクと翼端側に1つのリザーブタンクを持つものが多く、最翼端部には燃料ダンプ用のタンクを備える機体が多い。また、中央翼内にセンター・タンクを持つものも長距離を飛行する機体では一般的である。センタータンクのような胴体内の燃料タンクは壁面を2重にして、たとえ漏洩が起きても機体内に溜まらないよう設計されている。長距離路線用の機体では主翼だけでなく水平尾翼の中にもインテグラル・タンクやスタビタンクとも呼ばれる燃料タンクを持つものがあり、調整式安定板では機体内で水平尾翼同士を結ぶ中央部分もタンクになっている。タンク間は配管によって接続され、ポンプによって燃料を移送することで重心位置の調整やエンジン停止時の燃料配分の変更が行えるようになっている。
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「燃料タンク」の例文・使い方・用例・文例
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