ばね定数
ばねに加えた力と、ばねのたわみの変化の比で、ばねのたわみを単位長さで変化させるのに必要な力のこと。ばね定数が高いほど、ばねは硬くなる。ばねの取付け位置はホイールより内側にあり、スペースなどの関係でいくらか角度を造って取り付けられているので、ばね単体のばね定数と、車両に組み込まれた状態でのホイール位置におけるばね定数とは異なる。密には区別して表現する必要があるが、通常、車両性能に関係してはホイール位置のばね定数で議論される。リーフスプリングのようにヒステリシスを有するばねでは、微少変位のばね定数は実質的に高く、ゴツゴツ感が強い乗り心地となる。
参照 ばねレート、ホイールレートばね定数
ばね定数
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/25 05:21 UTC 版)
円形断面・等ピッチの一般的な円筒コイルばねのばね定数は、次の簡略式で計算できる。 k = G d 4 8 N a D 3 {\displaystyle k={\frac {Gd^{4}}{8N_{a}D^{3}}}} ここで、k はばね定数、G は素線の横弾性係数で、その他の記号は上節で示されるとおりである。荷重 P とたわみ δ の関係で表せば P = G d 4 δ 8 N a D 3 {\displaystyle P={\frac {Gd^{4}\delta }{8N_{a}D^{3}}}} となる。
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