ヨーイングとは? わかりやすく解説

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ヨーイング【yawing】

読み方:よーいんぐ

航空機船舶の片揺れ


ヨーイング

英語 yawing

クルマタイヤ接地面横風などから横力を受け、鉛直軸まわりに回転運動するとと、またはその変動をいう。偏揺れともいう。そのとき回転角ヨー角変化速さヨーレートという。横加速度とともにクルマ旋回状態を代表する挙動であり、操縦安定性第一義的な意味がある。また運転者にとって制御しやすくスムーズなヨーイングが不可欠であり、操縦安定性チューニングにおいて最重要視される挙動のひとつである。事故回避時や滑りやすい路面では、激しいヨーイングが起こり制御困難に陥ることがあるが、最近電子制御技術使ったヨーコントロールシステムや4WSなどは制御範囲大幅に拡大させている。

参照 横加速度ヨーコントロール4WS
※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。

ヨーイング yawing


ヨーイング

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/08 22:55 UTC 版)

3次元の回転
ラダーによる機体の振向(ヨーイング)。

ヨーイングyawing)とは、偏揺または偏走と呼ばれる現象や状態[1]

偏揺

乗り物など前後左右上下が決まった物体が、上下を軸として(つまり、水平面内で)回転すること。ヨーyaw)とも呼ばれる。これに対して、左右を軸にした回転はピッチングpitching)またはピッチ(pitch)、前後を軸にした回転はローリングrolling)またはロール(roll)である。

ヨーイングは、主に、航空機自動車船舶鉄道車両ナセル風力発電タービンを内包する外殻)について言うことが多い。

飛行機

飛行機がヨーイングを制御する(ヨーイングする、またはヨーイングを抑える)には、方向舵(ラダー)を使う。ただし、ラダーのみで旋回を行った場合は、横滑りの危険が生じる。実際に飛行機が旋回を行う場合は、旋回方向へのローリング、そして機体が傾いた状態からはピッチングを併せて行うのが通常である。そのため飛行機の旋回においては、ローリング、ヨーイング、ピッチングの3動作が全て関わる事になる。

船舶

船舶では、水圧の差異や拙劣な操舵によって生じる船首揺れをいう[1]

鉄道車両

鉄道車両のヨーイングについては蛇行動を参照。

偏走

偏走は、本来の針路や航路から外れて進むことをいう[1]

脚注

  1. ^ a b c 池田勝, 池田正男, 古今(こきん)用語撰」『らん:纜』 2001年 52巻 p.30-34 , doi:10.14856/ran.52.0_30、2020年6月19日閲覧。

関連項目



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