横加速度
クルマが旋回するとき、クルマの前後方向の垂直な面に直角方向の加速度をいう。通常、重心点でいう。定常旋回においては、求心加速度の重心点横滑り角についてのコサイン成分に等しい。横加速度とクルマの質量との積がクルマに働く横荷重となり、タイヤの発揮するコーナリング性能とのバランスで、旋回挙動が決まる。横荷重がタイヤのコーナリングフォースの最大値を超えたときにドリフトアウトが起こるが、このときの横加速度を最大横加速度という。測定は、車体に取り付けたフラットテーブル上の加速度センサーでほぼ測定できる。車速と軌跡半径からも計算できるが、重心点横滑り角で補正する必要がある。
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