Jターンテスト
一定車速で直進中、ハンドル角入力がステップ状になるように、急転舵したときの応答と旋回状態をいう。比較的大舵角の場合に用い、そのときの軌跡がローマ字のJに似ていることからこの名がある。代表的な過渡応答であるが、直進状態から旋回に移り、次の定常旋回に移るまでの過渡的な車両挙動と定常状態を一連の運動として観察できる。試験では大舵角で速い操舵速度ほど条件が厳しくなるが、操舵速度は500度/秒程度がひとつの目安になる。横加速度、ヨーレート、ロール角、操舵力などのレスポンスタイム、応答遅れ、定常ゲイン、オーバーシュートなどを評価する。限界横加速度付近で行う場合は、ロールオーバー試験やリム外れ試験となる。
参照 過渡応答、ステップ操舵試験、リム外れ試験、ロールオーバー- Jターンテストのページへのリンク