スイングアクスル式サスペンション
スイングアーム式サスペンションの一種で、アームのピボット軸を車体の中央部付近で、クルマの前後方向に配置したサスペンションのこと。フルトレーリングアーム式のトレーリングアームを、上下軸まわりに90度回転きせた配置である。構造が簡単で、アームに取り付けられたホイールの動きはシンプルである。アームの揺動半径が短いので、ホイールの上下動によるキャンバー変化、トレッド変化が大きい。サスペンションの横剛性、ロールセンター位置は高く、ばね下重量は小さい。そのため通常のコーナリング性能は高いが、ハードなコーナリング時にはジャッキアップ現象が起こりやすく、危険状態に陥る可能性もあるので、現在は使用されていない。
参照 スイングアーム式サスペンション、ジャッキアップ/ダウンスイングアクスル式サスペンション
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/18 22:42 UTC 版)
スイングアクスル式サスペンション(スイングアクスルしきサスペンション)とは、自動車の独立懸架方式の一つ。
- ^ 急旋回時、タイヤのコーナリングフォースがサスペンションを通じ車体を押し上げるように働く現象。回転中心を下げにくい本方式はこの現象が大きく出る。また、減速しながら舵を切り込んでいく際の低速横転はフロントエンジン車ても起こりうるが、その限界は、後部に重量物が集中しているリアエンジン車のほうが低い。
- 1 スイングアクスル式サスペンションとは
- 2 スイングアクスル式サスペンションの概要
- 3 関連項目
スイングアクスル式サスペンションと同じ種類の言葉
サスペンションに関連する言葉 | ストラットサスペンション リジッドサスペンション スイングアクスル式サスペンション エアサスペンション ハイドロサスペンション |
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