トーションバースプリング
丸棒断面のねじりばね。コイルばねに代わるサスペンションスプリングとして用いる場合、エネルギー効率が高く、床下のフレームに沿って狭いスペースに配置することができる。両端のつかみ部はテーパー部を経て大径にし、セレーションまたは6角形に成形して、コントロールアームおよび車体懸架アームに組み付ける。車体の取付けブラケットは、車体集中荷重を分散する構造にして、調整ボルトでアームを固定する。いずれの懸架方式にも適するが、ホイールレート特性は線形にならない。トーションビーム式の場合は、円断面でないものもある。車体の左右ロールを抑えるスタビライザーにも使用する。
トーションバー
(トーションバースプリング から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/17 03:12 UTC 版)
トーションバーとは、棒状の物体を捻る時の反発力を利用したばねの一種である[1]。ねじり棒、ねじりばね、ねじり棒ばねとも呼ばれる[1]。
- ^ a b c JIS B 0103:2015「ばね用語」(日本産業標準調査会、経済産業省)、9頁
- ^ ランダムハウス英和大辞典. “「torsion bar」の意味”. goo辞書. NTT Resonant Inc.. 2016年9月21日閲覧。
- ^ 及びその前の試作普通乗用車P-1でも同様に検討したが、P-1では採用は断念した。
- ^ 日本での乗用車での採用例が無いことや、端が太く中央部が細い形状にトーションバーを加工する際の生産性など
- ^ P-1のリアの3枚リーフスプリングからの協力関係があった
- ^ 『スバル360開発物語: てんとう虫が走った日』 p. 83
- ^ なお、この構成を利用し、空車時と積載時の荷重比が大きい360ではハイトコントロールも検討したが精度のよいシリンダーの油圧装置ができず断念した。
- ^ 『スバル360開発物語: てんとう虫が走った日』 pp. 84〜85
- ^ 「第1 戦車、装甲車」 Ref.C14011080100
- 1 トーションバーとは
- 2 トーションバーの概要
- 3 概要
- 4 その他
トーションバー・スプリング
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