あおり〔あふり〕【×煽り】
読み方:あおり
1 あおること。また、強い風にあおられて起こる動揺や衝撃。「突風の—で塀が倒れた」
2 ある物事に強く働く勢い。また、その及ぼす影響。余勢。「ストの—で客足が伸びない」
3 そそのかしたりおだてたりして、ある行為を起こさせること。「周りの—に乗る」
4 カメラで、レンズの光軸とフィルム面(デジタルカメラではイメージセンサー)との角度を変えること。像の歪みの補正や遠近感の調整に用いられる。PCレンズという専用の特殊レンズもある。
5 歌舞伎劇場などで、木戸番が扇を開いて客を呼び立て招くこと。
6 ⇒あおり運転
7 雑誌などで、読者の興味を引くために記事につける短い文。「漫画の扉に—を入れる」
8 「煽り返し」の略。
あおり〔あふり〕【障=泥/泥=障】
呷り、煽り
アオリ
レンズの光軸(中心線)からレンズボードまたはカメラバックなどを移動させること。もともとはビューカメラなどに組み込まれている機構で、これによって建物などの遠近感歪み(パースペクティブ・ディフォルメーション)を補正したり、被写界深度をコントロールしたり、鏡などへのカメラの映り込みを避ける。あおりには上下平行移動のライズ、フォール、左右平行移動の シフト 、前後に傾ける ティルト 、左右に傾けるスイングがある。
なお、一眼レフ用にはシフト(レンズによってはティルトも可)を組み込んだ交換レンズがあり、これを シフトレンズ または PCレンズ (Perspective Control Lens)と言う。ビューカメラほどの補正量はないが、カメラマンによっては愛用している。
あほり
- 四人組にて為す「鹿追」といふ詐欺の仲間の一人。第一に椋鳥(被害者)を釣る役のもの。
- 詐欺賭博の誘拐者のこと。
- はなしかけの手段によつて被害者(け、もち)を予定の場所へ誘引するを云ふ。だき或はおびき(御引)とも云ふ。
- 人を騙して賭博を勧誘するもの。人を煽るの意。〔詐欺、賭博犯用語〕
- 四人組でなす詐欺、「鹿追ひ」の仲間の一人で被害者を釣るものを云ふ。
- ①扇子、団扇。煽るところより。〔香〕 ②高町等における詐欺で被害者を抱き込む役。被害者を煽りたてるところより、別名「だき」と云いさわ師の手段方法。〔詐〕
- 〔賭〕人を騙して賭博を勧誘するもの。人を煽るの意。
- 四人組でなす詐欺。「鹿追い」の仲間の一人で被害者を釣るものをいう。
あをり
あをり
煽り
あおり
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/13 04:26 UTC 版)
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- 見上げること。写真や漫画などの構図についていう。対義語は俯瞰。
- あおり (写真) - 前述のような単に見上げての撮影にも使われるが、カメラでレンズと感光面をずらして撮影する技術、装置のことも指す。
- キャッチコピー - 購買心や興味を煽るための言葉。煽り文句。
- 扇動、アジテーション
- 馬具の一つ。鐙(あぶみ)と馬のわき腹との間に下げた、かわ製のどろよけ。古語では「あふり」とも書かれる。 漢字では障泥または泥障
- 荷室架装のないトラックの荷台外周の囲いで、下側の蝶番で外側に開くもの。馬具より転じたもの。漢字では泥障。
- 歌舞伎における場面転換の手法の一つ。背景屏風をたたんで新たな背景を見せたりすること。
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あおり
「あおり」の例文・使い方・用例・文例
- 風が炎をあおり立てた。
- 組合の指導者たちは賃上げ要求をあおりたてた。
- その会社は競争の激化のあおりを受けて、倒産した。
- 情熱をあおりたてる, 思いを募らせる, けんか(など)をあおる.
- 彼の雄弁はストライキ参加者をあおり立てた.
- 群衆心理をあおりたてる演説.
- 疾走する車のあおり風[風圧].
- それが外国からの移住民に対する反感をあおりたてた.
- あおりを喰う
- あおりを喰って倒れた
- 君が余りあおりたてるものだから彼は有頂天になっている
- 足はあおり足に、腕を前後に動かす泳法
- 情欲をあおりたてること
- 感情をあおりたてる状態
- 猿繋ぎという,扉などのあおり止めの金具
- 事件の報道に同一歩調をとり,好奇心をあおり,蜂が蜜に群がるように過熱するジャーナリズム
- あおり足という,はさみの刃のように両脚が動く泳ぎ方
- おもちゃ業界は,少子化と国際競争の激化から厳しいビジネス環境のあおりを受けている。
- 世界経済が景気後退のあおりを受ける中,鉄道ビジネスが一部の国で好調だ。
- ゴドフリーはフランス人がイングランドを侵略できるように,王に対する貴族たちの反感をあおり,混乱を引き起こそうと画策する。
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