万引
読み方:まんびき
- 店先ニアル物品ヲ取ルコトヲ云フ。〔第一類 言語及ヒ動作之部・大阪府〕
- 普通店頭ニアリテ客人ノ風体ヲ装ヒ、陳列品ノ選択、値段ノ交渉ナドニ托シテ商品ヲ取扱ヒ中、店員其他ノ隙ヲ窺ヒ、売品窃取ノ犯罪行為ヲ云フ。〔第三類 犯罪行為〕
- 物を買ふ様子をして商品を窃かに盗む事をいふ。間引(まびき)の転じたものである。〔犯罪語〕
- 万引は商店、市場等に立ち入つて物品を人知れず奪掠するものを云ふ。
- 物を買ふ様子をして商品を窃かに盗む事をいふ。間引(まびき)の転じたものである。
- 物を買ふ様なふりをして商品を盗むことをいふ。間引から来た語。
- 客の風を装つて店頭に来り店員其他の隙を窺つて商品を窃取する掏摸。「万買」とも云ふ。
- 間引から起る。多くの品物の中から間引する。即ち、買物をするふりをして、商品を窃取する事。婦人の月経時に於て発作的に万引する者が多いといふ。必ずしも貧困者に限らぬ。又万買ともいふ。
- 普通店頭にありて客人を装い陳列商品を店員の隙をみて窃取する。三島。
- 客を装つて店頭より商品を窃取する。万(よろず)引く(盗る)、何んでも盗る。〔盗〕
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