点火装置
火花点火エンジンにおいて、シリンダー内で圧縮された混合気の燃焼を開始させるのに必要な火花を発生させるための装置。エンジンの回転数や負荷などの検出部、1次電流発生部、2次電流変換部、点火プラグ、コードなどから構成される一連のシステムである。エンジンの運転状態に応じ、最適時期に点火するようタイミングを決定し、これによって通電された1次電流をイグニッションコイルで昇圧し点火プラグで点火する。現在では着火性能の向上や有害排出ガスの低減、低燃費などをはかるため、マイクロコンピューターによる点火制御方式が主流となっている。この方式はディストリビューターで各スパークプラグに2次電流(高圧)を配電する方法のほか、1次電流(低圧)を各シリンダーに配電し、独立した点火コイルから直接スパークプラグに配電する方法があり、後者をディストリビューターレス点式と呼ぶ。
てんかそうち 点火装置 ignition equipment
点火装置
点火装置(イグナイター)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/16 17:04 UTC 版)
「アスラクライン」の記事における「点火装置(イグナイター)」の解説
外見的には、緑色の筒状に笠がついた、卑猥な道具を連想させる形状。
※この「点火装置(イグナイター)」の解説は、「アスラクライン」の解説の一部です。
「点火装置(イグナイター)」を含む「アスラクライン」の記事については、「アスラクライン」の概要を参照ください。
点火装置
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/19 08:28 UTC 版)
「オートバイ用エンジン」の記事における「点火装置」の解説
オートバイ用エンジンの点火装置には古くはマグネトーとコンタクトブレーカーを組み合わせた機械式点火装置が用いられた。しかし、アメリカで最初の排ガス規制が施行されたことに伴い、1960年代の後半よりコンタクトブレーカーがCDIに置き換えられた電子制御式点火装置への移行が進んでいった。 マグネトーはフライホイールに取り付けられることが多かったことから、フライホイール・マグネトー式(フラマグ式)とも呼ばれた。電源をバッテリーに頼らないことが利点であったが、性能向上や排ガス規制への対応のために高度な点火時期制御が要求されるようになると、クランク角度センサーやパルシングローターからの信号をイグナイターやDC-CDIが検知して行うバッテリー点火が普及した。
※この「点火装置」の解説は、「オートバイ用エンジン」の解説の一部です。
「点火装置」を含む「オートバイ用エンジン」の記事については、「オートバイ用エンジン」の概要を参照ください。
「点火装置」の例文・使い方・用例・文例
- 点火装置のページへのリンク