キャパシタとは? わかりやすく解説

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キャパシタ

【英】capacitor

キャパシタとは、1879年ドイツ学者ヘルムホルツ(Helmholtz)によって発見された「電気二重層現象原理応用され蓄電池のことである。

電気電気のまま(エネルギー化学反応なしに)充放電することが可能で、原理的に半永久的に使用することができる、理想的な蓄電装置と言われている。ただし、キャパシタの大容量化は現在のところ技術的に困難であるとされており、様々な用途向けて実用化目指し研究進んでいる。


コンデンサ

(キャパシタ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/17 06:21 UTC 版)

コンデンサ: Kondensator: capacitor)は、電気電荷)を蓄えたり、放出したりする電子部品である。蓄電器[1]キャパシタとも呼ばれる。


注釈

  1. ^ リード線が持っているものとみなして「リード・インダクタンス」等と呼ばれる。
  2. ^ 理想的な場合、直列抵抗はゼロ、並列抵抗は無限大である。
  3. ^ マイラ(マイラフィルム・マイラシート)はポリエチレンテレフタレートを二軸延伸加工したフィルムである。
  4. ^ 比較的古い家電ではコンデンサの品質に問題があるために膨張・破裂するケースも少なくない。詳しくは不良電解コンデンサ問題を参照。
  5. ^ 三洋電機株式会社の登録商標。

出典

  1. ^ コンデンサーとは - コトバンク
  2. ^ Henry Smith Williams (1999年3月). “A History of Science Volume II, Part VI: The Leyden Jar Discovered”. 2013年1月17日閲覧。
  3. ^ Houston, Edwin J. (1905). Electricity in Every-day Life. P. F. Collier & Son. https://books.google.co.jp/books?id=ko9BAAAAIAAJ&pg=PA71&dq=jar+%22von+Kleist%22&redir_esc=y&hl=ja 
  4. ^ Isaacson, Walter (2003). Benjamin Franklin. Simon and Schuster. p. 136. ISBN 0684807610, 9780684807614. https://books.google.co.jp/books?id=oIW915dDMBwC&lpg=PA135&dq=%22benjamin+franklin%22+leyden+jar&pg=PA136&redir_esc=y&hl=ja#v=onepage&q= 
  5. ^ Franklin, Benjamin (1749年4月29日). “Experiments & Observations on Electricity: Letter IV to Peter Collinson” (PDF). pp. (page 28). 2009年8月9日閲覧。
  6. ^ Morse, Robert A., Ph.D. (2004年9月). “Franklin and Electrostatics—Ben Franklin as my Lab Partner” (PDF). Wright Center for Science Education. Tufts University. pp. (page 23). 2009年8月10日閲覧。 “After Volta’s discovery of the electrochemical cell in 1800, the term was then applied to a group of electrochemical cells”
  7. ^ “Sketch of Alessandro Volta”. The Popular Science Monthly (New York): pp. 118–119. (May–Oct 1892). https://books.google.co.jp/books?id=eCADAAAAMBAJ&pg=PA117&source=gbs_toc_r&redir_esc=y&hl=ja#v=onepage&q&f=false 
  8. ^ http://www.ttc-cmc.net/~fme/captance.html
  9. ^ セラミックコンデンサのFAQ なぜ、セラミックコンデンサは音鳴きが発生するのでしょうか?”. 村田製作所. 2016年3月7日閲覧。
  10. ^ トランジスタ技術 2004年9月号 p108, p111 - p114
  11. ^ スーパーキャパシタートラム完成、30秒充電で5キロ走行 中車株洲電力機車”. www.afpbb.com. 2021年8月28日閲覧。
  12. ^ プレスリリース 高速デジタル回路を安定動作させる低インピーダンス線路素子の開発について”. NEC (2003年10月20日). 2015年4月20日閲覧。
  13. ^ 品番の読み方”. 村田製作所( http://www.murata.co.jp/ ). 2016年11月3日閲覧。



キャパシタ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/14 09:20 UTC 版)

Honda IMAシステム」の記事における「キャパシタ」の解説

コンセプトカーJ-VXには、「ウルトラキャパシタ」と名付けられ蓄電装置採用していた。ウルトラキャパシタとは一種コンデンサであり、充放電時のエネルギーロスが少ない・充電時間が短い・寿命長い、と長所多く次世代蓄電装置と言われている。しかしコストが高いのが難点であり、量産車での採用見送られている。 ただし、大容量低インピーダンスのキャパシタは、バッテリー等価インピーダンス下げ目的で、現行のどのハイブリッド車パワーユニットにも必ず搭載されている。

※この「キャパシタ」の解説は、「Honda IMAシステム」の解説の一部です。
「キャパシタ」を含む「Honda IMAシステム」の記事については、「Honda IMAシステム」の概要を参照ください。


キャパシタ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/04/25 02:45 UTC 版)

フェーザ表示」の記事における「キャパシタ」の解説

キャパシタ(コンデンサ)の場合電流 i(t)電圧 v(t) の関係は i ( t ) = C d v ( t ) d t {\displaystyle i(t)=C{\frac {\mathrm {d} v(t)}{\mathrm {d} t}}} である。電流電圧フェーザ表示それぞれ I, V とすると I = j ω C V ( 2 ) {\displaystyle I=\mathrm {j} \omega CV\qquad (2)} となる。

※この「キャパシタ」の解説は、「フェーザ表示」の解説の一部です。
「キャパシタ」を含む「フェーザ表示」の記事については、「フェーザ表示」の概要を参照ください。

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