ハイブリッド・キャパシタ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/12 06:34 UTC 版)
「電気二重層コンデンサ」の記事における「ハイブリッド・キャパシタ」の解説
2つの電極のいずれか1つが電気二重層を使用し、もう一方の電極がレドックス反応(酸化還元反応)を使用したハイブリッド・キャパシタ(Hybrid capacitor)というものもある。 ハイブリッド・キャパシタの例に、Liイオン・キャパシタ(リチウムイオンキャパシタ)がある。イオン・キャパシタは陽極が電気二重層、陰極がLiイオン二次電池の構造をしており、電気二重層の陽極での物理的な充放電反応に加えて、製造時に陰極にドープされたLiの化学反応も使用している。4V程度の出力があり、電気二重層コンデンサの2.5-3Vより高く静電容量も増大できる。2.2V程度の下限電圧を越えて放電させると、劣化が進むので制御回路が必要とされる。
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