リチウムイオンキャパシタ
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リチウムイオンキャパシタ(Liイオン・キャパシタ)(LiC)とは、一般的な電気二重層キャパシタの原理を使いながら負極材料としてリチウムイオン吸蔵可能な炭素系材料を使い、そこにリチウムイオンを添加することでエネルギー密度を向上させたキャパシタ。 正極と負極とで充放電の原理が異なり、リチウムイオン二次電池の負極と電気二重層の正極を組み合わせた構造を持っている。 性能面では既存の電気二重層キャパシタの市場を代替する可能性が考えられて、期待が寄せられた時期があった。しかしリチウムイオン二次電池の性能の向上により、リチウムイオンキャパシタが想定していた大口の需要をリチウムイオン二次電池が取り込んでしまったため、現時点ではニッチな分野の需要のみに留まっている。
- ^ 「分子構造総合討論会」東京、1982年
- ^ 特願昭56-92626 (1981年)
- ^ 「合成金属の科学と技術に関する国際会議1986」1986年
- ^ 「リチウムイオン二次電池研究開発の源流を語る〜負極材料の開発史を中心に」月刊化学2015年12月(vol.70)
- ^ “「子会社の社名変更のお知らせ」”. 20210428閲覧。
- ^ “「高耐熱リチウムイオンキャパシタ量産計画について」”. 20210428閲覧。
- ^ 「連結子会社の異動(株式譲渡)、連結子会社への債権放棄および特別損失の計上に関するお知らせ」日本電子、2012年12月10日
- 1 リチウムイオンキャパシタとは
- 2 リチウムイオンキャパシタの概要
- 3 実用例
リチウムイオンキャパシタと同じ種類の言葉
キャパシタに関連する言葉 | リチウムイオンキャパシタ キャパシタ 電気二重層キャパシタ スイッチトキャパシタ |
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