らっかせい‐ゆ〔ラククワセイ‐〕【落花生油】
落花生油
落花生の実から圧搾法または圧抽法によって得られる不乾性油である。落花生油は品質が安定しており、芳香もあるので好まれる。 沃素価84~103、比重d0.909~0.916、屈折率n1.468~1.471、鹸化価188~196、不鹸化物1.5%以下、ロダン価67~73、水産基価2.5~9.5である。脂肪酸組成は、パルミチン酸10~12%、ステアリン酸2~5%、オレイン酸40~49%、リノール酸30~37%、リノレン酸0~2%、アラキジン酸1~2%、エイコセン酸0~2%、ベヘン酸0~4%、リグノセリン酸0~2%である。最近、落花生油の精製時に白土の代わりにアルミナで脱色すると保存性のよい油が得られるという研究や、落花生焙焼時の芳香原因物質の分離がなされている。 | ↑落花生の実 |
ピーナッツオイル
(落花生油 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/24 14:44 UTC 版)
ピーナッツオイル(peanut oil)、ピーナッツ油(ピーナッツあぶら)とは、ピーナッツ(落花生)の種子から圧搾法で抽出後、高温精製される植物油である。不乾性油である。
注釈
- ^ 以前は、乳幼児は母乳や胎盤を介してもアレルゲンに感作されると考えられ、授乳中の母親と乳幼児に対して食事制限が行われたが、これによってアレルギーの発症率はむしろ上昇した。この説は現在では完全に否定され、2008年にイギリスのLackによって、「経皮的に食物アレルゲンに曝露されると感作が成立し、適切な量とタイミングで経口摂取された食物は、むしろ免疫寛容を誘導する」という二重抗原曝露仮説が提唱されている。
出典
- ^ a b c 食物アレルギーの研究 兵庫医科大学免疫学・医動物学講座
- 1 ピーナッツオイルとは
- 2 ピーナッツオイルの概要
- 3 危険性
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