原因物質とは? わかりやすく解説

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原因物質

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/18 11:45 UTC 版)

シックハウス症候群」の記事における「原因物質」の解説

室内空気の汚染源の一つとしては、家屋など建物建設家具製造の際に利用される接着剤塗料などに含まれるホルムアルデヒドFormaldehyde)等の有機溶剤木材昆虫シロアリといった生物から食害から守る防腐剤Preservative)等から発生する揮発性有機化合物 (Volatile Organic Compounds, VOC) があるとされている。また、化学物質だけではなくカビ微生物による空気汚染原因となりうる。 日本厚生労働省は、シックハウス室内空気汚染問題に関する検討会を設置し住宅内の空気質調査元に住宅内に多く見られ物質中心として、物質人体対す影響考慮して13種類揮発性有機化合物について、濃度指針値を示している 。 厚生労働省による濃度指針値のある物質次ののであるホルムアルデヒド アセトアルデヒド トルエン キシレン エチルベンゼン スチレン パラジクロロベンゼン クロルピリホス テトラデカン フタル酸ジ-n-ブチル フタル酸ジ-2-エチルヘキシル ダイアジノン フェノブカルブ また、2017年には以下の物質新たに追加される方針となった。 2-エチル-1-ヘキサノール テキサノール 2,2,4-トリメチル-1,3-ペンタンジオールジイソブチレート (TXIB) また、揮発性有機化合物(TVOC)の濃度についても、暫定目標値定められている。具体的な数値脚注経由厚生労働省ホームページ該当ページ参照のこと。その他、海外基準としては、EU報告書 No.18 (EUR 17334)で69種類ドイツ建材基準(AgBB)で166種類フランス環境労働衛生安全庁(AFSSET)で216種類室内空気最小濃度(LCI)値が規定されている。 なお、厚生労働省説明によると、上記指針値は、「シックハウス問題に関する検討会」の中間報告基づいたものであり、あくまで「現状において入手可能な情報基づいて、あくまで「一生涯その化学物質について指針値以下の濃度暴露受けたとしても、健康への有害な影響受けないであろうとの判断により設定された値」であり、物質室内濃度一時的にかつわずかにその指針値を超過したことだけをもってしてただちにその化学物質シックハウス症候群原因だと特定できるわけではない、としているが、だがやはりその化学物質原因疑われる場合その旨伝えて医師相談することが望ましい、とも説明しており、またこの指針値はあくまで現段階入手可能な知識(つまり、十分なのか不十分なのかもよく分かっていない知識)に基づいたものであって今後新し情報入手されれば改定されてゆくような性質のものであるといったことも説明された。

※この「原因物質」の解説は、「シックハウス症候群」の解説の一部です。
「原因物質」を含む「シックハウス症候群」の記事については、「シックハウス症候群」の概要を参照ください。

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