ダイアジノンとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 製品 > 医薬品 > > 農薬 > ダイアジノンの意味・解説 

ダイアジノン


ダイアジノン

分子式C12H21N2O3PS
その他の名称バスジン、ヌシドール、サロレックス、ネオシドール、ジアジトール、ジムピラート、ダイアジノン、スペクトラシド、ダイアジトール、スペクトラシード、Basudin、G-24480、Nucidol、Sarolex、Diazinon、Diazitol、Neocidol、Dimpylate、Spectracide、Phosphorothioic acid O,O-diethyl O-(2-isopropyl-6-methyl-4-pyrimidinyl)、Thiophosphoric acid O,O-diethyl O-(2-isopropyl-6-methyl-4-pyrimidinyl) ester、Thiophosphoric acid=O-(2-isopropyl-6-methyl-4-pyrimidinyl)=O,O-diethyl esterジアジノンチオりん酸O,O-ジエチル-O-(2-イソプロピル-6-メチル-4-ピリミジニル)
体系名:ホスホロチオ酸O,O-ジエチルO-(2-イソプロピル-6-メチルピリミジン-4-イル)、チオりん酸=O-(2-イソプロピル-6-メチル-4-ピリミジニル)=O,O-ジエチル、チオりん酸O,O-ジエチルO-(2-イソプロピル-6-メチル-4-ピリミジニル)


ダイアジノン

農薬Diazinon
和名orISO名[商品名]ダイアジノン
分子式C12H21N2O3PS
用途殺虫殺ダニ剤接触性)
LD50(ラット)/g kg-10.076
LD50(マウス)/g kg-10.085
劇毒区分劇物1%以下は指定なし)
魚毒ランクBs
有機性300
無機295
農薬登録(1996年時点)1955年登録(日本)/承認ISO
その他農業用家庭用家畜用として使用
分子データ
» 「動く分子事典」の分子モデル表示の特性について、「生活環境化学の部屋」より補足説明をいただいております。

ダイアジノン(C12H21N2O3PS)

ダイアジノンは農薬で、淡黄色液体です。有機リン系殺虫剤で、単独または他の農薬混合使用されます。茎葉散布剤土壌処理剤、くん煙剤などとして用途広く広範囲害虫防除使用されます。指針値は、「0.005mg/リットル以下」と定められています。

ダイアジノン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/05 15:48 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
ダイアジノン
識別情報
CAS登録番号 333-41-5
PubChem 3017
ChemSpider 2909
KEGG D07856
特性
化学式 C12H21N2O3PS
モル質量 304.35 g mol−1
外観 無色の油状液体
沸点

120℃で分解

への溶解度 0.006 g/100ml(20℃)
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

ダイアジノン英語: Diazinon)は、有機リン殺虫剤の一種で、農薬の商品名もダイアジノン。

用途

チバガイギーが開発した殺虫剤で、日本では日本化薬が製造している。1999年の実績では、単剤が1,474トン生産されている。日本での農薬登録は1955年4月22日で、農薬としては稲のウンカツマグロヨコバイ、野菜のアオムシアブラムシ、果樹のシンクイムシカイガラムシに有効。防疫用としてハエゴキブリに対しても使用される。ペット用ノミ取り首輪にも、本剤を使用した製品がある。

性質

120℃以上に加熱すると分解し、窒素酸化物、リン酸化物、硫黄酸化物などを含む有毒なフュームを生じる。強酸や塩基と反応し、猛毒のチオピロリン酸テトラエチルを生成する場合がある。一日許容摂取量は0.002mg/kg/日。吸入・経口摂取・皮膚からの吸収により、縮瞳唾液分泌過多・頭痛嘔吐痙攣などの有機リン化合物共通の中毒症状が現れる。

厚生労働省シックハウス症候群の原因となるとして、室内空気中化学物質濃度の指針値を0.29μg/m3(0.02ppb)と定めている[1]。水生生物に対する毒性が強く、環境中に放出した場合には鳥類ミツバチへの影響がある。日本の毒物及び劇物取締法により劇物に分類されていたが、2009年4月8日付けの『毒物及び劇物指定令の一部を改正する政令』により、劇物指定が解除された[2]

参考文献

脚注

[脚注の使い方]

ダイアジノン

出典:『Wiktionary』 (2021/08/06 12:36 UTC 版)

名詞

ダイアジノン

  1. 有機リン系殺虫剤ネキリムシなどの防除用いられる

語源




ダイアジノンと同じ種類の言葉


固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ダイアジノン」の関連用語

ダイアジノンのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ダイアジノンのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
発泡スチロール協会発泡スチロール協会
Copyright (c) 2025 Japan Expanded Polystyrene Association All rights reserved.
独立行政法人科学技術振興機構独立行政法人科学技術振興機構
All Rights Reserved, Copyright © Japan Science and Technology Agency
生活環境化学の部屋生活環境化学の部屋
Copyright © 2025 Home Page for Learning Environmental Chemistry, All rights reserved.
Jmol is a free, open-source software licensed under the GNU Lesser General Public License
京浜河川事務所京浜河川事務所
Copyright (C) 2025 京浜河川事務所 All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのダイアジノン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryのダイアジノン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS