かいがら‐むし〔かひがら‐〕【貝殻虫】
カイガラムシ
カイガラムシ
カイガラムシ
古くから農作物や果 樹の重要な害虫で、一般家庭の庭に植えられた園芸植栽、室内の観葉植物にも付いて植物を枯らしてしまう。また植物を枯らさないまでも、その取り付いた様が非常に見苦しく、景観上の害も与える。
日本には少なくとも700~800種は生息すると見られているが、分類研究があまり進んでいないため正確な生息種がはっきりしない。体全体をロウ物質で覆い、一見虫ではなく白い貝殻状のものに見える。実際はカメムシの仲間である。
植物に取り付き、針状の口で植物の汁液を吸って餌とする。白いロウを被って植物に取り付くのは、実は雌と成熟幼虫である。雄成虫は雌とは似てもにつかない、翅の生えたアブラムシのような体型で、普段は滅多に見ることができない。また雄が存在せず、雌のみで繁殖を繰り返す単為生殖の種類もある。
基本的には植物上で孵化した幼虫は、移動しながら取り付く植物を探す。取り付く場所を決めるとロウ状物質を出して植物に固着、成長した幼虫から翅の生えた雄成虫が現れて羽化し、その雄成虫のみが植物を離れる。 成長した雌成虫は生涯、同じ植物上で動かずに過ごす。年間に1~3世代を経過する種類が多いが、熱帯性の種では5~6世代に及ぶものがある。
越冬は卵、幼虫、成虫等、種により様々な形態で行う。
カイガラムシ
カイガラムシ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/06 19:26 UTC 版)
カイガラムシ(介殻虫、学名:Coccoidea)は、カメムシ目ヨコバイ亜目腹吻群カイガラムシ上科に分類される昆虫の総称。果樹や鑑賞樹木の重要な害虫となるものが多く含まれるとともに、いくつかの種で分泌する体被覆物質や体内に蓄積される色素が重要な経済資源ともなっている分類群である。
- ^ “クミアイ 機械油乳剤95(マシン油乳剤)”. クミアイ化学工業. 2020年4月29日閲覧。
- ^ https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/301/33
- 1 カイガラムシとは
- 2 カイガラムシの概要
- 3 概要
- 4 生活史
- 5 食性
- 6 脚注
カイガラムシ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/16 17:07 UTC 版)
「ススメ おにぎりコロコロ」の記事における「カイガラムシ」の解説
梅編で登場。薬剤散布が焼け石に水になるほどの規模の群れで梅の木を襲うが、天敵であるテントウムシの群れに駆除される。
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カイガラムシ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/16 05:20 UTC 版)
「害虫女子コスモポリタン」の記事における「カイガラムシ」の解説
貝殻に入った女性の姿で描かれる。足が退化して動けない身を不憫に思い「私は貝になりたい」とつぶやくが、当の彼女が既に誰よりも貝である。人間の都合で害虫としても益虫としても扱われてしまう我が身を嘆き自殺を望むが、動けないので無理である。
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「カイガラムシ」の例文・使い方・用例・文例
- コナカイガラムシを退治する
- カイガラムシとコナカイガラムシ
- カイガラムシ
- 半翅目カイガラムシ科の標準属
- マルカイガラムシ
- 半翅目マルカイガラムシ科の1属
- コチニールカイガラムシ
- コチニールカイガラムシ科の標準属
- サボテンを餌にするメキシコの赤いカイガラムシ
- カイガラムシに似た昆虫:コナカイガラムシ
- コナカイガラムシ科の標準属
- 半翅目同翅亜目コナカイガラムシ科の1属
- ある種のラックカイガラムシによって排出される樹脂状の物質
- マダガスカルに生息するラックカイガラムシが作り出す、質の悪いラック
- 雌のコチニールカイガラムシの体を乾燥させたものでできた赤色の染料
- イセリアカイガラムシという昆虫
- ルビーロウカイガラムシという動物
カイガラムシと同じ種類の言葉
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