あぶら‐むし【油虫】
アブラムシ
アブラムシ
農家にとっては実になじみ深い農業害虫で、大発生すると作物の出来が悪くなったり、農作物が枯れてしまうことがある。また、衣類に付くとシミ汚染の原因となる。庭の園芸植物にとっても大敵であり、大発生すると不快感も生じる。
庭に植えている植物の葉や茎に多数がとりつき、針状の口で植物中の水分を吸い取る。種類により発生する植物がほぼ決まっている場合も多いが、害虫となっているものは対象となる植物も多い。植物の葉に虫コブを作る種類もある。
アブラムシは腹部から透明な甘い液を出し、アリを誘う習性を持つことで有名である。アリに甘露を与える代わりに、アブラムシは外敵から身を守ってもらう。
春から秋にかけては繁殖スピードが上がり、多くの種類は雌だけの単為生殖で数を増やす。初夏になると羽が生えた有翅虫が現れ、他の植物への移住も盛んに起こる。暖かい時期の繁殖スピードは非常に早く、10日足らずで一世代を経過するため、年に10世代以上を経過する種類もいる。
アブラムシ
蚜虫
油虫
油虫
蜚
アブラムシ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/03 09:02 UTC 版)
アブラムシ(油虫)は、カメムシ目(半翅目)のアブラムシ上科(Aphidoidea)に属する昆虫の総称である。アリマキ(蟻牧)とも呼ぶ[1]。
- ^ 地域によってはゴキブリのことをアブラムシと呼ぶところもあるため、そのような地域ではアリマキと呼ばれることが多い。
- ^ a b “アブラムシは別の細菌から獲得した遺伝子で共生細菌を制御”. 理研ニュース 2009年5月号. (2009年5月). オリジナルの2011年5月25日時点におけるアーカイブ。 2018年11月25日閲覧。
- ^ “クミアイ 機械油乳剤95(マシン油乳剤)”. クミアイ化学工業. 2020年4月29日閲覧。
- 1 アブラムシとは
- 2 アブラムシの概要
- 3 分類
アブラムシ
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