主食
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主食(しゅしょく)とは、副食の対義語、対比概念[1]。日常の食事の中心になる食物[2]。飯、麺類、パンなどのこと[1](大抵は穀類を調理したものの名称)。
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主食
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米(ပေါင်းဆန်)が主食に据えられ、1,2種類の副菜を添えて大量の米を食べるのが基本的なビルマ族の食事スタイルである。後述するシャン米、もち米も食べられているが、ミャンマーの食卓にはインディカ米が上ることが多い。都市部では朝食を外食で済ませることも珍しくなく、屋台や軽食堂では米以外にモヒンガー(မုန့်ဟင်းခါး)、オンノ・カウスェー(အုန်းနို့ခေါက်ဆွဲ)といった麺類、ナン(နံပြား)に油条(အီကြာကွေး)といったインド系や中華系の軽食も食べられている。一方昼食と夕食には米が欠かせず、米と副菜を一緒に食べるのが一般的なミャンマーの食卓のスタイルである。
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主食
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華北は麦などの雑穀類を主とし、華南は米を主とする。米はそのまま炊いて食べるか雑炊の様に煮込む、小麦は粒状に加工して食べる。宋代を通じて次第に互いの間へ浸透して行き、華北の米食・江南の粉食がそれぞれ増加する。小麦の加工品は極めて種類が多いので分類のみ挙げると、蒸す・焼く・揚げる餅類と茹でる麺類に分けられる。 餅類の中で料理名を挙げると、饅頭・角兒(餃子)・包兒(包子)、焼餅(小麦粉を薄く延ばして焼き、中に肉などの餡を包んで食べる)・胡餅(平たく焼き上にゴマと餡を乗せて食べる)など。麺類は包丁で切る切麺、手で延ばす延麺、水に溶いた小麦粉を湯に流し込んで作る発麺に分かれる。麺には細切りの鳥や魚などを乗せ食べていた。 米(とそれ以外の穀物)を粒状にして遣う場合、粒のままで蒸して餅状にする場合は餈(し)といい、粉にしてから餅状にする場合を餌(じ)という。
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主食
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メソポタミアでは小麦より塩害に強いため、南部のバビロニアで多く栽培された。ヨーロッパでは粗く挽いた大麦を煮た粥状のものが食べられていた。古代ローマでは粗挽きの大麦の粥はプルスと呼ばれ、主食として重要なものであった。その後パンが普及し、15〜16世紀にかけて寒冷な地でも生産性が高く、茹でただけでも比較的美味なジャガイモがアメリカ大陸からもたらされたため、現在では主として飼料用および醸造用の穀物とされるようになった。 チベットで主食の中心となっているツァンパは、ハダカオオムギを乾煎りして粉砕した粉で、バター茶で練るなどして食べられている。 中国大陸では前述のように食味・調理法の問題から時代の経過とともに主食の座を追われていった。北宋のころ、黄州へ左遷された蘇軾は生活費を抑えるため「東坡」と名付けた自宅の田畑を自ら開墾耕作していたが、とうとう米の備蓄が尽き、東坡で穫れた大麦を米飯の代用食として炊飯することになってしまった。これが家族から「まるでシラミを噛んでいるようだ」と愚痴をこぼされるほど不評であった事から新たに小豆を混ぜて炊く調理法を考案したところ今度は好評を得、妻である王閏之の言葉にしたがい「ニ紅飯」と命名したという随筆を残している。 日本はチベット文化圏と並んで大麦を主食穀物として多く利用する地域であった。しかし明治時代までは今日のように、炊飯しやすい押麦 (rolled barley) にして白米と混炊することは行われていなかった。米や雑穀と比べて煮えにくいため、挽き割り粥にするか、炊飯に先立ち、あらかじめ煮て冷まして一晩置くえまし麦としてから、単独、あるいは米や雑穀と混炊して調理した。明治時代までは、えまし麦の茹で汁は、砂糖を混ぜて母乳の代用品として使われることもあった。しかし上記のとおり、コメの社会的な地位の高さも相まって、麦飯の評価は低いものであった。現在では精白技術の向上による食味の向上や、押し麦の普及による炊飯の容易化により、健康食として再び人気を博している。 現代における日本の主食用オオムギとしては、上記の精白した麦をローラーで押しつぶす押し麦のほか、麦の中心線に沿って二つに切断しただけの米粒麦や、二つに割った後押しつぶす白麦がある。また、そもそも押しつぶさず、精白しただけの丸麦もスープに入れるなどして食べられる。 また、とろろには麦飯を使うものとされており、麦とろは東海道の鞠子宿などで古くから名物となっていた。
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主食
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主食のイドリ idli は米とブラックグラム (black gram) の粉を混ぜて発酵させた生地を蒸した餅である。一般にさまざまな種類のチャツネやサンバールまたはバダのカレー vadacurry を添えて供する。おなじく主食のドーサは練った米粉とブラックグラムの生地を発酵させ薄焼きにしたクレープであり、サンバールあるいはチャツネを合わせる。サーダ saada、カル kal、ムッタイ muttai dosai、ニール dosai、ラバ rava、パアシ・パルプ paasi paruppu など、種類もいくつかある。 イドリの副菜ヴァダ Vadai には素材によって主に2種類ある。伝統料理のポンガル Pongal は土鍋で米を水と牛乳で沸騰させ、粘り気のある泡がわくまで煮る。鍋から煮こぼれた乳状の上層もポンガルと呼ぶ。ドーサと同じ発酵生地を使い、製菓用マフィン型に似た小さな凹みの並ぶ専用の鉄板で焼くとパニヤラム Paniyaram ができる。アッパム Appam はその発酵生地をもっと薄めて熱っしたフライパンに注ぎ、鍋肌を回して均等に広げて焼く。すると周囲が薄く中央はふわふわと柔らかく焼きあがる。 ドーサよりもわずかに厚くふわふわと柔らかいのはウサッパム Uthappam である。材料は通常のイドリやドーサ用の発酵生地で、プレーンのほか細かく刻んだ野菜やタマネギを混ぜたものもある。ウプマ Upma はタマネギや青唐辛子を小麦粉またはラバ粉 rava の生地に混ぜ込み、米粉や押し麦状に干した米フレークまたは穀物粉であればなんでも代用できる。 プトゥ Puttu とは一般に米粉で層状に作る円筒形の蒸しケーキである。好みの粉で作ることもある。粉は水を加えて混ぜ、練りすぎないように気を付けてプトゥ用の蒸し筒に入れ、このとき、すりおろしたココナッツと交互に層にする。米粉の蒸し団子で具を詰めたものはコスカッタイ Kozhukkattai といい、具にはすりおろしたココナッツとジャガリーから、もっと手をかけた香辛料を利かせた具も用意する。セバイ Sevai (イディアッパム Idiyappam) とはビーフンのような米粉の麺、蒸し餅アダイ Adai、さらに野菜料理と揃えると、繊維とカルシウムが豊富な非常に充実した完全食メニューが調う。ダイエット中の人や糖尿病患者に勧めているという。
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主食
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東アジア、南アジアの他の国でもそうであるように、マレーシアにおいても多くの場合は米(nasi)が主食である。マレーシアでは、在来種の香り米や北のタイ米が食べられることが多い。上質のインドのバスマティは、長い粒状と芳しく優雅な風味のため、ビリヤーニ料理で使用される。マレーシア人が新しい味覚を取り入れるのに従い、食卓には徐々に日本の短粒米などの米も見られるようになっている。 一般的な米料理には、ココナッツミルク、ニンニク、ニオイタコノキ(pandan)で蒸して独特の芳香をあたえ、揚げたカタクチイワシ科の雑魚(ikan bilis)、ピーナッツ、キュウリ、固ゆでした卵および辛いチリペーストであるサンバルとともに盛り付けるナシルマッ(nasi lemak)があり、朝食の定番となっている。ママック(英語版)による「サンバル」はやや辛い傾向があるが、ナシルマッに添えるマレーの「サンバル」はやや甘い傾向にある。 しかしながら、多能なナシルマッはさまざまな習慣で食べられるため、それは一日中どんな時間でも食べられる。よりしっかりとした食事では、ナシルマッとともにカレー、鶏のフライ、またはルンダン(rendang)と呼ばれる牛肉の辛い煮込みを添えて食べる。 トレンガヌ州やクランタン州のようなマレーシア東海岸で売られているナシダガン(nasi dagang)は、朝食時にはよくナシルマッとともに並べて売られているとはいえ、混同すべきでない料理である。 麺料理もまた一般的な食物である。小麦粉で作られるミー (Mee、麵・麪)、細いミースア (Mee Suah、麵線・麪線)、揚げたイーミン (Yee Meen、伊麵・伊麪)、米で作られるミーフン(ビーフン) (Mee Hoon、米粉)、クイティオ (Kuay Teow、粿條)、緑豆などで作るランカ (Langka、冬粉)など、麺類の種類は豊富で、味付けや調理法もさまざまである。 ロティ・チャナイ(roti chanai)、パイ風生地のロティ・パラタ(roti paratha)、トサイ、イドリおよびプーリーなどのインド風のパンは、多くのマレーシア人によってよく朝食として食べられている。洋風のパンは、マレーシアの食卓にとって比較的新しいものであるが、辛い味付けの雑魚を入れたパン(roti ikan bilis)やニオイタコノキ(pandang)の風味を付けたパンなど、マレーシア独特のパンもよく食べられている。また、食パンにカヤ(kaya)と呼ばれるココナッツと卵から作る甘いペーストを塗って食べることも一般的である。
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主食
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/25 17:39 UTC 版)
飯類握り飯:日本では古来から携行食・非常食として食されてきた。 五平餅・きりたんぽおよびたんぽ餅・ひこぜん・しんごろう・はんごろし あくまき・ちまき 餅類餅:求肥やふところ餅のように加糖して(江戸時代中期以前の砂糖がまだ伝来・普及していない時代には甘葛の煮詰めた汁や水飴(麦芽糖)、蜂蜜などで加糖した)冬でも硬くならないように加工したもの(丸餅など)はそのまま食し、鏡餅や切り餅のように日持ちするように硬くした餅はずんだ餅・あんころ餅・ぼたもち・ぜんざい・汁粉・雑煮・焼き餅・揚げ餅などに調理して食した。 煎餅:そのまま食すほか、湯に入れる、煮るなどして餅状に戻し(糊化)食した。堅餅(煎餅の元ともなった)
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主食
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/25 17:39 UTC 版)
飯類雑穀飯・粥・湯漬けおかゆ・おもゆ:蛍飯同様情勢が厳しいときに文字通り「糊口をしのぐ」「口に糊する」ために食したほか、急病人・怪我人、飢餓の状態にあった者など戦線を離脱し通常の食事が出来ないほど体力を消耗した者に用いられる。鏡飯:おかゆが水鏡のように映るほど水分を加えた粥。使用例はおかゆ・おもゆに同じ。 焼飯 餅類焼き餅・おかき・揚げ餅 その他葛湯:葛粉を湯で溶かした物にワサビ・和からしや塩・味噌を添え粥のように食した。 蕎麦がき
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「主食」の例文・使い方・用例・文例
- 米が多くの日本人の主食になっている
- 私たちの主食は米です
- 主食
- 日本人は米を主食としている。
- 日本人は米と魚を主食にしています。
- 日本人は以前は主に米を主食としていた。
- 日本では米が主食です。
- 東アフリカの種族の中には、乳製品を主食にしているのがあるそうだ。
- パンを主食にする日本人の数は増えた。
- たいていの日本人は米を主食にしている。
- このあたりではジャガイモを主食としている。
- 我々の主食は米である.
- 日本人の主食は米である
- 草や他の植物を主食にする動物
- 主に昆虫を主食にする生物
- アリを主食とし、あるものは軍隊アリの大群を追う南米産の鈍い色をした各種の鳥
- 翼で捕獲する昆虫を主食とする小型鳴鳥の大類
- ヤドリギの実を主食とする大型欧州産ツグミ
- 主にイチジクと他の果実を主食にする黄緑色のオーストラリア産コウライウグイス
- 木の実を主食にする斑点のある鳥類
主食と同じ種類の言葉
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