大群(おおぜいのけがれ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 00:08 UTC 版)
強力な屍をリーダーとする謎の一団。他の屍の集団や、道を踏み外した人間の呪術者達も組織に組み込んでおり、数多の不死王を抱えるその有様はまさに質・量ともに史上最大の屍の群れといえる。転生なき世界=死者の国の建設を目的としている。 七星(しちせい) 体に北斗七星を模した7つの星が刻まれた屍たちの集団、七名の極めて狂暴で強力な屍で構成されている。一年半前、星村家の人々を皆殺しにし、主人公マキナの運命を変えた者たちで、マキナにとっては不倶戴天の仇敵。特に明確な結果を求めて動いているわけではなく、光言宗からは「病のように現れ殺し、霧のように消える群れ」と認識されている。「大群」に組み込まれ、彼らと共に殺戮を行なう。 屍に信奉者を持つ、数少ない群れの一つ。その実体は実質的指導者である「狭間」が頂点に立つ「北斗」を屍の「あるべき姿」として知らしめんがための広告として創った群れである。「北斗」によって多くの屍を引き寄せる一方で、七星の徴を与えられた個々の屍もまた強大な未練「性」の持ち主であり、その実力は高い。なお、加入条件は己の性に生きることは勿論だが、性に従って死ぬまでを含んでのものである。 大群内では知と理を兼ね揃えた群れとも見なされており、「狭間」の定めた指針の下、各個の「性」を最優先しつつも、理的な活動を行っている。 棺 正式名称は癲棺(クルイヒツギ)。「大群」が「死の国」建国のために百八人分の末期の血を詰め込み作成した箱。また、それ自体が「未練というエネルギーを詰め込んだ電池」と言えるものであるため、呪い憑きにとっては増幅器としてあらゆる方向に使用できる規格外(特級)の媒介である。よって、王復活の儀式や戦闘の際にも流用された。数を含め、二十八宿にちなんでいるとされる。 棺を持つ屍はそのまま「棺持ち」と呼ばれ、上下の区分けが曖昧な「大群」の中でも上位者となっている。現在確認されている「棺持ち」は5人の教主および、教主の配下に当たる「七星」とヴラウプニル、都合上「棺」を持っていた赤紗の13名。 大神殺し(たいしんごろし) ギリシャ神話などに稀に出現する特殊な子宮を持つ女。代表例としてはテティスが挙げられる。父親となった個体を超える個体を生み出せる能力を持っており、本来なら何百世代も経なければならない生物の進化を、わずか一世代で行なうことが出来る。大群はこの能力を利用して王を最強最高の状態で甦らせようとした。元は骨だけしかなかったが(アイギスが来日時に運び込んだ)、ロギアが200体以上の死体からパーツを選り分け、内臓にいたるまで完璧に付肉し、復元した。後に王の復活と共に破壊された。 死の国 大群の最終目標。実現した暁にはすべての死者がことごとく屍と化し、際限なく死者に力を与え続けるとされる。いわば実現するのは輪廻転生の存在しない世界であり、この屍のみに都合の良い理想を掲げたことによって、本来まとまるはずのない「大群」を成立させたと言える。
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「大群」の例文・使い方・用例・文例
- 労働者の大群
- イナゴの大群
- 通りには大群衆があふれていた
- アリの大群
- 大群衆はさまざまな方向に行くグループに分かれた
- 彼女は大群衆の中で友人を見失った。
- 公園には大群衆がいた。
- ケーキにアリの大群がむらがっていた。
- イナゴが大群をなしてやってきた。
- かつて一度もこんな大群衆を見たことがない。
- アリの大群.
- 庭園に大群衆がいた.
- おびただしい人の群れ, 大群衆.
- 大群を成して.
- 大勢の人たち[イナゴの大群].
- 行く手の道をヒツジの大群が通せん坊をしていた.
- 野球場から大群衆がどっと出てきた.
- ごった返したウジムシの大群
- 煩わしいブヨの大群
- 流入する移民の大群
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