乳製品とは? わかりやすく解説

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にゅう‐せいひん【乳製品】

読み方:にゅうせいひん

牛乳加工した食品。バター・チーズ・ヨーグルトなど。


乳製品

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/06 14:12 UTC 版)

牛乳は乳製品の1つ

乳製品(にゅうせいひん)とは、動物の、特に牛乳加工して作られる製品の総称。乳製品を製造することを製酪または製乳という。

国際規格

国連食糧農業機関(FAO)と世界保健機関(WHO)が合同で設立した国際政府間組織であるコーデックス委員会(Codex Alimentarius Commission)のコーデックス規格食品分類表では以下のように定める[1]

コーデックス規格食品分類表(Food Category System)[2]
01.0 食品分類02.0の製品を除く乳製品及び類似製品
01.1 乳及び乳飲料
01.2 発酵乳及びレンネットミルク製品(プレーン)(食品分類01.1.2の乳飲料を除く)
  • 01.2.1 発酵乳(プレーン)
  • 01.2.2 レンネットミルク(プレーン)
01.3 練乳及び類似製品(プレーン)
  • 01.3.1 練乳(プレーン)
  • 01.3.2 飲料用ホワイトナー
01.4 クリーム(プレーン)及び類似製品
  • 01.4.1 低温殺菌したクリーム(プレーン)
  • 01.4.2 滅菌及び超高温処理したクリーム、泡立て用及び泡立て済みクリーム、並びに低脂肪クリーム(プレーン)
  • 01.4.3 クロテッドクリーム(プレーン)
  • 01.4.4 クリーム類似製品
01.5 粉乳及び粉末クリーム並びに粉末類似製品(プレーン)
  • 01.5.1 粉乳及び粉末クリーム(プレーン)
  • 01.5.2 粉乳及び粉末クリーム類似製品
01.6 チーズ及び類似製品
01.7 乳を主原料とするデザート(プリン、フルーツヨーグルト、フレーバーヨーグルト等)
01.8 ホエイチーズを除くホエイ及びホエイ製品
  • 01.8.1 ホエイチーズを除く液体ホエイ及びホエイ製品
  • 01.8.2 ホエイチーズを除く乾燥ホエイ及びホエイ製品
02.0 油脂及び脂肪エマルジョン
02.1 本来的に水を含まない油脂
  • 02.1.1 バターオイル、無水乳脂肪、ギー
02.2 主に油中水型の脂肪エマルジョン

日本の法令に基づく乳製品

日本では食品衛生法に基づく「乳及び乳製品の成分規格等に関する省令(乳等省令)」第2条第12項で「この省令において「乳製品」とは、クリーム、バター、バターオイル、チーズ、濃縮ホエイ、アイスクリーム類、濃縮乳、脱脂濃縮乳、無糖練乳、無糖脱脂練乳、加糖練乳、加糖脱脂練乳、全粉乳、脱脂粉乳、クリームパウダー、ホエイパウダー、たんぱく質濃縮ホエイパウダー、バターミルクパウダー、加糖粉乳、調製粉乳、調製液状乳、発酵乳、乳酸菌飲料(無脂乳固形分三・〇%以上を含むものに限る。)及び乳飲料をいう。」と定義されている[3]

乳等省令による定義[3]
クリーム
(第2条第13項)
生乳、牛乳又は特別牛乳から乳脂肪分以外の成分を除去したものをいう。
バター
(第2条第14項)
生乳、牛乳又は特別牛乳から得られた脂肪粒を練圧したものをいう。
バターオイル
(第2条第15項)
バター又はクリームからほとんどすべての乳脂肪以外の成分を除去したものをいう。
チーズ
(第2条第16項)
ナチュラルチーズ及びプロセスチーズをいう。
濃縮ホエイ
(第2条第19項)
乳を乳酸菌で発酵させ、又は乳に酵素若しくは酸を加えてできた乳清を濃縮し、固形状にしたものをいう。
アイスクリーム類
(第2条第20項)
乳又はこれらを原料として製造した食品を加工し、又は主要原料としたものを凍結させたものであって、乳固形分三・〇%以上を含むもの(発酵乳を除く。)をいう。
濃縮乳
(第2条第24項)
生乳、牛乳又は特別牛乳を濃縮したものをいう。
脱脂濃縮乳
(第2条第25項)
生乳、牛乳又は特別牛乳から乳脂肪分を除去したものを濃縮したものをいう。
無糖練乳
(第2条第26項)
濃縮乳であって直接飲用に供する目的で販売するものをいう。
無糖脱脂練乳
(第2条第27項)
脱脂濃縮乳であって直接飲用に供する目的で販売するものをいう。
加糖練乳
(第2条第28項)
生乳、牛乳又は特別牛乳にしょ糖を加えて濃縮したものをいう。
加糖脱脂練乳
(第2条第29項)
生乳、牛乳又は特別牛乳の乳脂肪分を除去したものにしょ糖を加えて濃縮したものをいう。
全粉乳
(第2条第30項)
生乳、牛乳又は特別牛乳からほとんどすべての水分を除去し、粉末状にしたものをいう。
脱脂粉乳
(第2条第31項)
生乳、牛乳又は特別牛乳の乳脂肪分を除去したものからほとんどすべての水分を除去し、粉末状にしたものをいう。
クリームパウダー
(第2条第32項)
生乳、牛乳又は特別牛乳の乳脂肪分以外の成分を除去したものからほとんどすべての水分を除去し、粉末状にしたものをいう。
ホエイパウダー
(第2条第33項)
乳を乳酸菌で発酵させ、又は乳に酵素若しくはを加えてできた乳清からほとんどすべての水分を除去し、粉末状にしたものをいう。
たんぱく質濃縮ホエイパウダー
(第2条第34項)
乳を乳酸菌で発酵させ、又は乳に酵素若しくは酸を加えてできた乳清の乳糖を除去したものからほとんどすべての水分を除去し、粉末状にしたものをいう。
バターミルクパウダー
(第2条第35項)
バターミルクからほとんどすべての水分を除去し、粉末状にしたものをいう。
加糖粉乳
(第2条第36項)
生乳、牛乳又は特別牛乳にしょ糖を加えてほとんどすべての水分を除去し、粉末状にしたもの又は全粉乳にしょ糖を加えたものをいう。
調製粉乳
(第2条第37項)
生乳、牛乳若しくは特別牛乳又はこれらを原料として製造した食品を加工し、又は主要原料とし、これに乳幼児に必要な栄養素を加え粉末状にしたものをいう。
調製液状乳
(第2条第38項)
、生乳、牛乳若しくは特別牛乳又はこれらを原料として製造した食品を加工し、又は主要原料とし、これに乳幼児に必要な栄養素を加え液状にしたものをいう。
発酵乳
(第2条第39項)
乳又はこれと同等以上の無脂乳固形分を含む乳等を乳酸菌又は酵母発酵させ、糊状又は液状にしたもの又はこれらを凍結したものをいう。
乳酸菌飲料
(第2条第40項)
乳等を乳酸菌又は酵母で発酵させたものを加工し、又は主要原料とした飲料(発酵乳を除く。)をいう。
乳飲料
(第2条第41項)
生乳、牛乳若しくは特別牛乳又はこれらを原料として製造した食品を主要原料とした飲料であって、第二項から第十一項まで及び第十三項から前項までに掲げるもの以外のものをいう。

加工(製造)技術による類型分類

主要な加工技術で類型分類すると下述の4つに類型分類される[4][5]、北緯約40°、年間平均気温約15℃を境に、北方域と南方域とでは別々に乳加工体系が発達した[6][7][8][9]

  1. 発酵系列群 - 生乳を乳酸発酵し、酸乳にしてから加工。
  2. クリーム分離系群 - 生乳からクリーム分を分離して加工。
  3. 凝固剤使用系列群 - 生乳に凝固剤を添加し、チーズを得てから加工。
  4. 加熱濃縮系列群 - 生乳を加熱・濃縮して加工。

健康との関連

脚注

  1. ^ 東アジア地域における食品および食品添加物の法的枠組み”. 特定非営利活動法人 国際生命科学研究機構. p. 94. 2025年8月17日閲覧。
  2. ^ 東アジア地域における食品および食品添加物の法的枠組み”. 特定非営利活動法人 国際生命科学研究機構. p. 100. 2025年8月17日閲覧。
  3. ^ a b 乳等省令における規定(抜粋)”. 厚生労働省. 2025年8月17日閲覧。
  4. ^ 中尾佐助:『料理の起源』,日本放送出版協会,東京(1972)
  5. ^ 平田昌弘、ヨトヴァ・マリア、内田健治 ほか、「【原著論文】ブルガリア南西部の乳加工体系」『ミルクサイエンス』 2010年 59巻 3号 p.237-253, doi:10.11465/milk.59.237
  6. ^ 平田昌弘、「アジアの伝統的乳製品とその乳加工体系を探る」『日本栄養・食糧学会誌』 Vol.55 (2002) No.5 p.291-293, doi:10.4327/jsnfs.55.291
  7. ^ 平田昌弘「ユーラシア大陸の乳加工技術と乳製品 : 第6回 南アジア-インドの都市部・農村部の事例1 : 乳のみの乳製品」『New Food Industry』第53巻第6号、食品資材研究会、2011年、73-81頁、CRID 1050845762514007424ISSN 05470277 
  8. ^ 平田昌弘「インド西部における乳製品とその加工技術(前編)」『食の科学』第310巻、光琳、2003年、24-32頁、 CRID 1050001337582640640ISSN 02871734 
  9. ^ 平田昌弘「インド西部における乳製品とその加工技術(後編)」『食の科学』第312号、光琳、2004年、52-60頁、 CRID 1573105977601280512ISSN 0287-1734 

関連項目


乳製品(1929年 - 1970年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/26 03:16 UTC 版)

メリディアン (アイダホ州)」の記事における「乳製品(1929年 - 1970年)」の解説

世界恐慌ドンにあった頃、アダ酪農業協同組合製造所1929年に運転を開始し地域酪農業に日が当たった協同組合会員牛乳検査機能提供することで、税金払えるようにし、家族のために食料もたらすことを可能にした。地域社会の他の住人牛乳製造所運び、また製造所雇われ製品はチャレンジ・バターの商品になった。 この製造所40年毎日製造続けた工場フル稼働だったときに増設改良行われたその後ワイス研究所がこの製造所傘下入れ粉ミルク製造させた。 1970年製造所閉鎖され酪農家牛乳コールドウェル乳製品製造所運ばれ加工されるようになった

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