乳製品の代用品
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 02:18 UTC 版)
豆乳やアーモンドミルク、ココナッツミルク、植物性ミルク(コメやオートムギなどを原料としたものが有名)が、牛や山羊の乳の代わりに用いられ、その中でも豆乳とアーモンドミルクは比較的手に入りやすい方である。 牛乳1カップ(250ml)につき8gのたんぱく質が含まれているのに対し、豆乳は1カップにつき7gのたんぱく質が含まれている。その一方で、アーモンドミルクはカロリー・タンパク質共に控えめである 動物の乳や肉同様、豆乳には完全タンパク質が含まれており、飲むと必須アミノ酸の摂取にもつながり、必要なたんぱく質全部をとることができる。ただし、母乳の代わりとして乳幼児に豆乳を与えることはできず、母乳を与えない場合は牛乳、または豆乳ベースの乳児用ミルク(SBIF)を与える必要がある 成分全乳豆乳エネルギー密度 (cal/235ml) 149 80 脂肪分 (g) 7.9 4 飽和脂肪量 (g) 4.6 0.5 コレステロール (mg) 24 0 ナトリウム (mg) 105 100 カリウム (mg) 322 300 炭水化物 (g) 12 4 タンパク質 (g) 8 7 アナログチーズはナッツやタピオカでできており、Chreese, Daiya, Sheese, Teese、Tofuttiといった商品が売られており、これらは風味や溶けやすさにおいて通常のチーズと変わらない。ニュートリショナル・イースト(英語版) はチーズに近い風味をしており、ヴィーガン料理においてチーズの代用品として広く使われている。チーズの代用品は家庭でも作ることができ、Joanne StepaniakのVegan Vittles (1996), The Nutritional Yeast Cookbook (1997), The Uncheese Cookbook (2003), Mikoyo SchinnerのArtisan Vegan Cheese (2012)などにレシピが掲載されている。たとえば、あるヴィーガン向けブリーチーズは、カシューナッツと豆乳と豆乳ヨーグルト、ココナッツオイルから作られている。また、Earth Balanceといったヴィーガン向けマーガリンも存在する。
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