東アフリカとは? わかりやすく解説

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ひがし‐アフリカ【東アフリカ】

読み方:ひがしあふりか

アフリカ東部占め地域。エリトリア・エチオピア・ジブチ・ソマリア・ケニア・ウガンダ・ルワンダ・ブルンジ・タンザニア・ザンビア・マラウイ・モザンビーク・ジンバブエの大陸諸国と、セイシェル・コモロ・マダガスカル・モーリシャスの島嶼諸国からなる黒人住民多数占めるが、古くからイスラム圏との交易によりその文化的影響受けてきた。

[補説] ルワンダ・ブルンジ中部アフリカに、ザンビア・マラウイ・モザンビーク・ジンバブエ・コモロ・マダガスカル・モーリシャスを南部アフリカ分類することもある。


東アフリカ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/07 07:32 UTC 版)

  東部アフリカ (国連の準地域)
  東アフリカ共同体(図では示されていないが、このほかにコンゴ民主共和国ルワンダブルンジ南スーダンも含む)
  かつての中央アフリカ連邦(ローデシア・ニヤサランド連邦・廃止)
  地理上の東部アフリカ(上を含む)
国際連合によるアフリカの地域の分類[1]
  東アフリカ

東アフリカ(ひがしアフリカ、スワヒリ語: Afriya mashariki)は、アフリカの東部地域、おおむね大地溝帯から東側の地域を指す。

文化・歴史

先史時代、現在主流の「人類アフリカ単一起源説」に依れば、東アフリカの「大湖沼地帯で最初の人類が生まれて、そこから世界へ広がった。

この地域はインド洋に面し、沿岸部(スワヒリ海岸と呼ばれる)は、モガディシュキルワマリンディなどの都市がインド洋のイスラム商人の交易で繁栄したことからイスラム教が広く浸透している。また、共通語はスワヒリ語である。内陸部でも特に北部は、アクスム王国のあったエチオピアがコプト正教会の伝統を受け継いでいる。

歴史的な文化圏としては、モノモタパ王国ロズウィ王国英語版があったジンバブエまで含まれ得るが、実際には、モザンビークを含むか含まないかの地理的な区分となっている。

また、20世紀までにアフリカ東部沿岸地域に成立した植民地の名称が「東アフリカ」とされ、支配国にとっての「東アフリカ」はこれらの地域を指していた。

第一次世界大戦の結果ドイツ領東アフリカの大半はイギリス委任統治領タンガニーカとなり、傍らで現ルワンダブルンジの地域はベルギー委任統治領ルアンダ=ウルンディとなる。その後1922年にイギリスの支配する3地域(ウガンダ、ケニア、タンガニーカ)に共通通貨東アフリカ・シリング英語版が導入された。

この3地域に結ばれた関税同盟が独立後に引き継がれ、東アフリカを東アフリカ連邦英語版に統合する構想を掲げるタンザニアジュリウス・ニエレレの後押し[2][3][4]もあって、1967年にウガンダ、ケニア、タンザニアによってタンザニアのアルーシャを本部[5]とする東アフリカ共同体(第一次)となるが、国家間の対立により1977年に崩壊する。

現在、通貨統合も含めて政治的・経済的統合が検討されている現代版の「東アフリカ共同体」(第二次)が進行中であり、ウガンダ、ケニア、タンザニアの3国がアルーシャへ本部を再設置させて2001年に発足させ、2007年からはルワンダブルンジの2国が参加した。

独立国

非独立地域

海外領土

その他の地域

脚注

  1. ^ Composition of macro geographical (continental) regions, geographical sub-regions, and selected economic and other groupings” (英語). 国際連合. 2015年2月23日閲覧。
  2. ^ Arnold, Guy (1974). Kenyatta and the Politics of Kenya. London: Dent. ISBN 0-460-07878-X. p. 173
  3. ^ Assensoh, A. B. (1998). African Political Leadership: Jomo Kenyatta, Kwame Nkrumah, and Julius K. Nyerere. Malabar, Florida: Krieger Publishing Company. ISBN 9780894649110. p. 55
  4. ^ Kyle, Keith (1997). "The Politics of the Independence of Kenya". Contemporary British History. 11 (4): 42–65. doi:10.1080/13619469708581458. p. 58.
  5. ^ "TIlE TREATY FOR EAST AFRICANCO·OPERATION ACT 1967" (PDF) (Press release). Kenya Law. 2018年6月30日閲覧

関連項目


東アフリカ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 03:20 UTC 版)

貿易史」の記事における「東アフリカ」の解説

スワヒリイスラーム商人が東アフリカ沿岸部インド洋沿岸部をつなぎ、象牙奴隷運んだキルワなどの貿易港や、内陸コンゴ川のマニエマに進出して米の栽培始め、米はこの地方主食にもなった。19世紀に入ると、アラビア半島南端オマーンからブー・サイード朝サイイド・サイードが東アフリカ貿易進出する。その理由は、ペルシア湾貿易での勢力低下にあったサイードザンジバル貿易拠点としてクローブ栽培始めヨーロッパとの良好な関係も築いて繁栄した19世紀には奴隷需要高まりティップー・ティプのようなアラブ・スワヒリ商人奴隷狩り大規模化した。奴隷中にはフランスによってレユニオンマダガスカル大農場へ送られる者もいた。 内陸サバンナには、ニャムウェジ族商人タンガニーカから隊商往来してケニアからはカンバ族隊商沿岸モンバサまで出向いていた。19世紀からアラブ人交易ルート用いてヨーロッパ人進出してイギリス領東アフリカドイツ領東アフリカとなる。ウガンダでは綿花輸出アフリカ人独立農家増えるが、ケニアでは白人入植者アフリカ人コーヒー栽培禁止させ、原住民登録条例アフリカ人独立さまたげた。

※この「東アフリカ」の解説は、「貿易史」の解説の一部です。
「東アフリカ」を含む「貿易史」の記事については、「貿易史」の概要を参照ください。

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東アフリカ

出典:『Wiktionary』 (2020/05/24 02:57 UTC 版)

名詞

東アフリカ

  1. アフリカ大陸東部

固有名詞

東アフリカ

  1. 地理・政治アフリカ大陸東部アデン湾南部位置する国家群のうち、大地溝帯以東のもの。

構成国


「東アフリカ」の例文・使い方・用例・文例

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