やどり‐ぎ【宿木/寄=生木】
冬青
寄生
寄生木
寓木
ヤドリギ
ヤドリギ
和名:ヤドリギ |
学名:Viscum album ssp. coloratum |
分布: |
写真(上):ケヤキに寄生したヤドリギ |
写真(下):ブナに寄生したヤドリギ |
説明 俗にいう「ヤドリギ」(宿木)は樹木の枝幹に寄生する緑色の顕花植物である。いくつもの種類があり,わが国では,ヤドリギのほか,ヒノキバヤドリギKorthalsella japonica,オオバヤドリギScurula yadoriki,マツグミTaxillus keampferi,ホザキノヤドリギHyphear tanakaeなどが知られている。アカマツやモミに寄生するマツグミ以外は宿主範囲が広く多くの広葉樹に寄生する。宿主の枝幹に吸収根を食い込ませて養分を取る。ヤドリギの例では寄生部はこぶ状に膨れ,その先が枯死することも多い。多数の「ヤドリギ」(特に大型のオオバヤドリギなど)が寄生した場合は樹勢の著しい衰退を招く。鳥が果実を食すことで種子が散布される。種子の発芽には鳥の体内を通過する必要があると言われる。 |
檞寄生
冬青
夜止里木
宿木
宿生木
寄木
寄生
寄生木
寓木
桑寄生
ヤドリギ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/30 03:02 UTC 版)
ヤドリギ(宿生木[1]・宿り木・宿木・寄生木)は広義にはヤドリギ類 (Mistletoe) の総称的通称だが、狭義には特にそのうちの一種、日本に自生する Viscum album subsp. coloratum の標準和名である。英語ではミスルトウ(mistletoe)と呼ばれる。陶穀の『清異録』には「混沌螟蛉」の別名がある[2]。
- ^ a b c d e f g h i j k 西田尚道監修 学習研究社編 2009, p. 55.
- ^ 『清異録 江淮異人録』上海古籍出版社、2012年。
- ^ a b c d e 札幌市博物館活動センター情報誌 Muse letter 第56号 札幌市博物館活動センター 2020年1月3日閲覧。
- ^ 田中潔 2011, pp. 22–23.
- ^ Andrew E. Maclean, Alexander P. Hertle, Joanna Ligas, Ralph Bock, Janneke Balk, Etienne H. Meyer (2018). “Absence of Complex I Is Associated with Diminished Respiratory Chain Function in European Mistletoe”. Current Biology .
- ^ Jennifer Senkler, Nils Rugen, Holger Eubel, Jan Hegermann, Hans-Peter Braun (2018). “Absence of Complex I Implicates Rearrangement of the Respiratory Chain in European Mistletoe”. Current Biology .
- ^ a b c d e f 田中潔 2011, p. 23.
- ^ a b c d e f g 平野隆久監修 永岡書店編 1997, p. 240.
- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “album L. subsp. coloratum Kom. ヤドリギ(標準) {{{taxon}}}”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2022年12月10日閲覧。
- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Viscum album L. subsp. coloratum Kom. f. lutescens (Makino) H.Hara ヤドリギ(狭義)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2022年12月10日閲覧。
- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Viscum album L. var. coloratum (Kom.) Ohwi ヤドリギ(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2022年12月10日閲覧。
- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Viscum coloratum (Kom.) Nakai var. alniformosanae (Hayata) Iwata ヤドリギ(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2022年12月10日閲覧。
- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Viscum coloratum (Kom.) Nakai ヤドリギ(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2022年12月10日閲覧。
- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Viscum alniformosanae Hayata ヤドリギ(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2022年12月10日閲覧。
- ^ a b 田中潔 2011, p. 22.
- ^ デズモンド・モリス『クリスマス・ウォッチング』(扶桑社)の32,33に起源など詳しい。
ヤドリギ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 10:19 UTC 版)
子供を失くした夫婦などの庇護下に入って、それらの子供の振りをして暮らすオキナガ。成り上がった際の生理年齢が15歳に満たない者たちが世を渡っていくために考え出した方法で、保護者役の人間に対しては義理を通す者もいない訳ではないが、大半はその一時限りの関係。薫子によると戦争の後の混乱期にはよく見かけたらしい。
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ヤドリギ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 03:56 UTC 版)
セフィラの化身である子ども達と融合状態にある者、または融合可能な者のこと。ライラによると一時的な手段であり、融合した者の寿命が尽きるあるいはセフィラの化身の意思で離れる事も可能である。12巻ではヤドリギが存在しないイルオーンが「守るべき世界を見失った」事で変質し暴走状態になった。
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「ヤドリギ」の例文・使い方・用例・文例
- ヤドリギの実を主食とする大型欧州産ツグミ
- ヤドリギのような葉を持つ、しばしば室内用の鉢植え植物として栽培される低木または小さな高木
- ヤドリギ科の標準属:1つの種
- 分類によってはオオバヤドリギ科の亜科と考えられる
- ヤドリギ科の標準属:カシを含む多くの木に寄生する旧世界の常緑の低木だが、特にりんごの木、ポプラ、ハコヤナギおよびハコヤナギ
- ヨーロッパのヤドリギによく似たアメリカの植物
- アメリカでクリスマスに伝統的に用いられるヤドリギ:落葉高木上に育ち、宿主植物をひどく弱らせる
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