中井猛之進とは? わかりやすく解説

中井猛之進

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/29 08:09 UTC 版)

中井 猛之進
生誕 (1882-11-09) 1882年11月9日
日本 岐阜県
死没 (1952-12-06) 1952年12月6日(70歳没)
国籍 日本
研究分野 植物分類学
出身校 東京帝国大学理科大学卒業
主な受賞歴 日本学士院桂公爵記念賞受賞
命名者名略表記
(植物学)
Nakai
プロジェクト:人物伝
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中井 猛之進(なかい たけのしん、1882年11月9日 - 1952年12月6日)は、日本の植物分類学者。東大教授、小石川植物園長、ボゴール植物園長、国立科学博物館長。小説家の中井英夫は息子。

略歴

分類学への影響

チョウノスケソウ Dryas octopetala L. var. asiatica (Nakai) Nakai などを命名したほか、ノジギク Chrysanthemum japonense (Makino) Nakaiミヤギノハギ Lespedeza thunbergii (DC.) Nakai などの分類学的検討を行い、名を残した。また、セリ目 Apiales Nakai、インドカラムス属 Indocalamus Nakai、ムニンヤツデ属 Boninofatsia Nakai などの分類群を設立した。

朝鮮半島の植物の研究にも力を注いでおり、朝鮮初代公使の花房義質にちなんでハナブサソウ Hanabusaya asiatica Nakai などを名づけている[12]2019年、韓国の聯合ニュースは、朝鮮半島の特産植物527種のうち327種の学名に「ナカイ」の名が入っていると報じている[13]

また、トガリバマキ Podocarpus nakaii Hayata、チチジマイチゴ Rubus nakaii Tuyama、チョウセンカメバソウ Trigonotis nakaii Hara など、数多くの献名を受けている。

弟子など

教え子に、伊藤洋[要曖昧さ回避]小林義雄前川文夫北川政夫佐藤正己、津山尚、原寛、百瀬静男、木村陽二郎らがいる[2]

著作

著書

論文

脚注

参考文献





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