油条
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/06/12 00:18 UTC 版)
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| 油条 | |
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| 各種表記 | |
| 繁体字: | 油條 |
| 簡体字: | 油条 |
| 拼音: | yóutiáo |
| 注音符号: | ㄧㄡˊ ㄊㄧㄠˊ |
| 発音: | ヨウティヤオ(北京語) ヤウティウ(広東語) イウティアウ(台湾語) |
| 広東語拼音: | jau4 tiu4 |
| 台湾語白話字: | iû-tiâu |
| 日本語読み: | ゆじょう |
油条(ゆじょう、北京語: ヨウティヤオ、広東語: ヤウティウ)は、中国・タイ・ベトナム・台湾・シンガポールの伝統的な麩料理、細長い揚げパンの様子にしている。広東省や福建省では油炸鬼(粤拼: yau4 ja3 gwai2, ヤウザーグァイ)、炸麵(白話字: Chia̍h-mī)、油炸粿(白話字: Iû-chia̍h-koé)とも呼称される。
概要
食塩と重炭酸アンモニウムを水で混ぜたものに、小麦粉(薄力粉)ともち粉を少しずつ加えながら捏ねて生地を作る[1]。 重炭酸アンモニウムの代わりに重曹を使う場合もあるが、発泡が少ないのでパフのような独特の食感を出しにくくなる[1][2]。
しばらく寝かせた生地を延してから包丁で 20 - 30 cm ほどの棒状に切って伸ばし、半分に折って高温の油できつね色になるまで揚げる[2][1]。
いわゆる菓子パンではないので甘味はなく、中国、香港や台湾などでの朝食に、豆花(豆腐脳)、粥や豆乳の添え物としてよく食べられる。また、中華料理の点心や飲茶の際に供されることもある。天津煎餅の中に巻いたり、飯糰(ファントゥアン、 拼音: 、注音: ㄈㄢˋ ㄊㄨㄢˊ)というおにぎりに包んで食べることも一般的であり、広東省では腸粉で包んだものを炸両( 拼音: , 粤拼: zaa3 loeng5)という。
朝食を提供する食堂などで作られ、パン屋で作られることはない。日本と英語圏では中華パンの一種として紹介されるが、中華圏では麺包(パン)とは呼ばれない。
各地の油条
タイやラオスではパートンコー(タイ語: ปาท่องโก๋ラーオ語: ປາທ່ອງໂກ໋)と呼ばれ、中国などのものと比べ短いX状になっている。サンカヤーと呼ばれるカスタードクリームなどやジョークと呼ばれる粥などに浸して食べることが多い[3]。
ベトナムではクワイ/クェイ(ベトナム語:Quẩy / 餽)と呼ぶ。北ベトナムでフォー、南ベトナムで粥などに浸して食べることが多い。
語源
「条」は、棒状の細長い形状を指す[4]。
名前のうち「油炸鬼」のいわれとして、次の逸話がある。
12世紀、中国北方に興った女真族の王朝・金は勢力を拡大し、やがて中国の北半分を制圧した。国土の北半分を奪われた宋は岳飛将軍のもと、国土の奪還を目論んでいた。だが宋の宰相・秦檜は金との和平を唱え、障害となる岳飛将軍を処刑してしまう。杭州の住人・王小二はこれに憤り、練った小麦粉をかたどって秦檜夫婦に見立て、油で揚げて釜煎りの刑にすることで恨みを晴らそうとした。この料理が「油炸檜」として評判を呼び、後世に製法を簡素化したものが油炸鬼として残ったとされている。
脚注
注釈
出典
- 1 2 3 “朝食の定番揚げパンに挑戦 家でつくるアジア旅の味・油条編”. 朝日新聞. 2026年5月16日閲覧。
- 1 2 “「油条」の作り方を知りたいです。”. レファレンス共同データベース. 2026年5月16日閲覧。
- ↑ Taeko. “スイーツや朝食で楽しめるタイの揚げパン「パートンコー」”. 地球の歩き方. 2026年5月16日閲覧。
- ↑ 条 - Weblio日中中日辞典
関連項目
- >> 「油条」を含む用語の索引
- 油条のページへのリンク