ソムタムとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 製品 > 食べ物 > 料理 > サラダ > ソムタムの意味・解説 

ソムタム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/27 06:27 UTC 版)

ソムタム

ソムタム (タイ語 ส้มตำ) はラオスタイで食べられる青いパパイヤを使ったサラダ。もともとラオスとイーサーン料理であるタムマークフン (ຕໍາໝາກຫຸ່ງ) が、変化を遂げながら南下し、タイ全域で広く食べられるようになった。現在では代表的なタイ料理のひとつとされている。

他にベトナムにも同様なものがあり、ゴイ・ドゥー・ドゥー(gỏi đu đủ)と呼ばれる。またマレーシアやミャンマーにも同様のものがある。

タイ料理の基本の4大要素である、パパイヤの甘いライム酸っぱい唐辛子辛いしょっぱいが調和している。

ソム (ส้ม) は、タイ語で、「酸っぱい」を意味する。タム (ตำ) には「搗(つ)く」という意味がある。他にもタムソムという言い方がある。これらの言い方はタイ中央方言であり、イーサーン語ではタムバックフン (ตำบักหุ่ง หรือ ตำบักฮุ่ง) つまり「パパイヤ搗き」といい、ラオスでは同じ意味でタムマークフン (ຕໍາໝາກຫຸ່ງ) と呼ばれることが多いが、実際にラオスのタムマークフンは味の決めてがナンプラー魚醤)ではなくパデーク(溜り魚醤)を使用するために、ラオス国内においてはソムタムとタムマークフンは別物とされる傾向がある。

作り方

ソムタム・タイ

  1. 細く切った青いパパイヤインゲンを専用の鉢に入れる
  2. 唐辛子ニンニクライムナンプラー砂糖、を適量加え棒で叩く
  3. 好みで、ピーナッツトマト干しエビを加え更に叩いて完成 

種類

ソムタムの種類は加える材料によって実に多彩である。また、パパイヤの代わりにニンジンマンゴーキュウリで作る事もある。マンゴーで作られたソムタムを タムマムワン (ตำมะม่วง)、キュウリのものを タムテーンクワー (ตำแตงกวา) と言う。

ラオスイーサーン地方などで食べられる本来のソムタム(ソムタム・ラーオ、または、ソムタム・プーと呼ばれる)には発酵させた(小さいサワガニの様な)カニが使用され、非常に辛くて酸っぱいという特徴がある。ただし生の蟹には寄生虫(ジストマ)がいる場合があるので注意が必要である。また、タイ中央部で好まれるソムタム・タイは干しエビで代用され、辛味を抑えたマイルドな味付けとなっており、現在ではこちらのほうがポピュラーである。調味料にはナンプラーを作る際の沈殿物であるプラーラーが用いられることもあり、いずれも美味である。

提供方法

常温で提供される。多くの場合、小さなセイロに入ったもち米がついてくるが、生のキャベツ、ウイングビーン(四角豆)、ほうれん草、豚の皮、場合によってはガイヤーン (ไก่ย่าง) と呼ばれる鶏肉を焼いたものとセットで提供される事もある。

関連項目


ソムタム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/06 02:51 UTC 版)

イーサーン料理」の記事における「ソムタム」の解説

未熟なパパイヤ果肉包丁千切りにし、香辛料和えたサラダ塩漬けの川ガニトマトジュウロクササゲまたはサヤインゲンなどと一緒に臼に入れすりこぎでよく叩いて供する

※この「ソムタム」の解説は、「イーサーン料理」の解説の一部です。
「ソムタム」を含む「イーサーン料理」の記事については、「イーサーン料理」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「ソムタム」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

ソムタム

出典:『Wiktionary』 (2021/08/11 12:59 UTC 版)

名詞

ソムタム

  1. タイ料理一つ青いパパイヤサラダスライスした未成熟パパイヤ専用の臼に入れ唐辛子にんにくナンプラー砂糖ライム等を加え叩いて作る隠元豆など、加え材料によって多く種類がある。

翻訳




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ソムタム」の関連用語

ソムタムのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ソムタムのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのソムタム (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのイーサーン料理 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryのソムタム (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS