野菜として
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/01 02:09 UTC 版)
野菜利用の場合日本では「青パパイヤ」「野菜パパイヤ」と呼び、英語圏では「Green Papaya」と呼ぶ。 沖縄やフィリピン、タイなどでは、果物としてよりもむしろ野菜として扱う。未完熟で青いパパイアの皮をむき、果肉を千切りにして水にさらし、炒め物に使われる。また、青いパパイヤを甘辛い漬け汁と合わせ、漬物(パパイヤ漬け)に使われる。千切りのものが袋詰めでスーパーマーケットに並んでおり、調理済みのものは総菜としてのほか、弁当の具としても販売されている。これを乾燥させたものは、切り干し大根のように用いられる。 タイでは、同じく未完熟で青いパパイヤの皮をむき、果肉を千切りにしてニンニク、唐辛子、パクチー、ナンプラー、うま味調味料などと和えたソムタムというサラダにする。タイでは乾燥させたものをかんぴょうの代用にし、日本向けの輸出食品に用いることがある。 根の一部は柔らかいうえにデンプンを含むので、第二次世界大戦で南方の島々に孤立した日本兵は、実を食べ尽くした後は根を掘って食用にしていた。21世紀になり、日本で野菜としての食べ方が知られ、需要が生まれると、亜熱帯性ではない栃木県などでも生産、出荷が行なわれるようになった。
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