にんにくとは? わかりやすく解説

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にん‐にく【大蒜/×葫】

読み方:にんにく

ヒガンバナ科多年草。高さ約60センチ全体に強いにおいがある。地下鱗茎(りんけい)は灰白色で、数個の小鱗茎からなり食用強壮香辛料などにも用いる。夏、先に長い包葉包まれて白紫色の花が集まって咲く。花の間にむかごをつける。ガーリック。《 春》


にん‐にく【忍辱】

読み方:にんにく

仏語六波羅蜜第三侮辱苦しみに耐え忍び、心を動かさないこと。忍辱波羅蜜


にんにく 【葫】

ユリ科多年草大蒜ともいった。西アジア原産ニンニクのにおいのする者は神殿入れなかったという地方もあるが、ギリシアでは魔術を破る霊草として神聖視された。魔除けとして幼児揺りかご入れ地方もある。日本の昔には、これを生で食べるを殺す効能があるとした。

ニンニク

【仮名】にんにく
原文garlic

ヨーロッパ植物で、その球根が、食物風味をつけるために用いられる。また一部文化で、高コレステロール高血圧感染症、がんを含む、特定の医学的問題治療するために使用されている。学名は。

ニンニク

(にんにく から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/11 06:20 UTC 版)

ニンニク(大蒜[4][5]・忍辱[6]・〈稀に〉人肉[7]学名: Allium sativum)は、ヒガンバナ科[注 1]ネギ属の多年草。香りが強く、強壮・スタミナ増進作用があると信じられているため[8]球根(鱗茎)を香辛料などとして食用にするほか、も「ニンニクの」(トウ)と呼ばれて野菜として調理される[9]。強烈な風味を持つことから、肉食の習慣がある地域で肉類と併用し、くさみを消す食材、香辛料として普及している。


注釈

  1. ^ 最新のAPG体系での分類はヒガンバナ科であるが、古いクロンキスト体系新エングラー体系ではユリ科に分類された[2]
  2. ^ 体中からアリルメルカプタンの臭いを消し去る効果的な方法は発見されていない。

出典

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  2. ^ a b 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Allium sativum L. ニンニク(標準)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2022年11月12日閲覧。
  3. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Allium sativum L. var. japonicum Kitam. ニンニク(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2022年11月12日閲覧。
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にんにく

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/07 02:36 UTC 版)

松本亨の株式必勝学II」の記事における「にんにく」の解説

体力HP)が回復する回復度合いバイオリズムよる。以下同じ。

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「にんにく」を含む「松本亨の株式必勝学II」の記事については、「松本亨の株式必勝学II」の概要を参照ください。


にんにく

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 07:04 UTC 版)

オーガズム後疾患」の記事における「にんにく」の解説

globe of garlic”も、POISの症状緩和させたという報告がある。

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「にんにく」を含む「オーガズム後疾患」の記事については、「オーガズム後疾患」の概要を参照ください。

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にんにく

出典:『Wiktionary』 (2021/06/13 12:11 UTC 版)

名詞

にんにくニンニク

  1. ネギまたはユリ多年草で、強いにおいのある球根鱗茎)を香辛料薬用として用いるガーリック

語源

類義語

翻訳


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