にんぴにん

デジタル大辞泉

にん‐ぴにん【人非人】

読み方：にんぴにん

１ 人道に外れた行いをする者。ひとでなし。

２ インドの俗神、緊那羅(きんなら)の通称。その姿が人に似て人ではないのでいう。

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

にんぴにん

出典:『Wiktionary』 (2021/08/15 05:23 UTC 版)

この単語の漢字
人	非	人
にん 第一学年	ぴ 第五学年	にん 第一学年
音読み	音読み	音読み

発音

に↗んぴにん

名詞

人非人 (にんぴにん)

1. (蔑称) 人道に悖（もと）る行いをする者を罵っていう語。
   • もとより智徳の両者は人間欠くべからざるものにて、智恵あり道徳の心あらざる者は禽獣にひとしく、これを人非人といふ。（福沢諭吉『文明教育論』）
   • 穢らわしい人非人奴（め）！出て行け。（里村欣三『放浪の宿』）
2. 人としての地位を賦与されていない人。
3. (神話, 仏教) インド神話や仏教における音楽・舞踊の神、緊那羅（きんなら）の別称。上半身または下半身が人、残りの半身が鳥などの動物の姿をしていることによる名。

類義語

（語義1）

• 人で無し

翻訳

（語義1）

• 英語: an inhuman person