人道とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 言葉 > 場所 > > 人道の意味・解説 

じん‐どう〔‐ダウ〕【人道】

読み方:じんどう

人として守り行うべき道。「—にもとる行為」「—上の問題

人が通るよう定められ道。歩道


にん‐どう〔‐ダウ〕【人道】

読み方:にんどう

仏語六道の一。人間の世界人界(にんかい)。

じんどう(人道)


人道


人道

読み方:じんどう

  1. 人道。性交のこと。「一話一言」に「男女交合のことを人道といふ。詩の大雅生民の毛伝に云へり、孔頴達の疏に人道謂人交接之道とせり、これ古言といふべし」とあり。時に膣道を意味する事あり。
  2. 交会
隠語大辞典は、明治以降の隠語解説文献や辞典、関係記事などをオリジナルのまま収録しているため、不適切な項目が含れていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

人道

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/16 03:08 UTC 版)

人道(じんどう)とは、として守るべきのこと[1]。同義語には人倫(じんりん)がある。倫理

文字を同じくする、歩行者専用道路歩道のことを指して言う「人道」とは全く関わりはない。

概要

人道とは、人間として守るべき道のことである。「人の人たる道」とも言われる。人道の観点から無視できないような問題を「人道問題」と言う。「人道」の語は人道主義(ヒューマニズム)にも含まれている。儒教思想における「人道」は「天道」に対比させられる概念であった。

戦争と人道

他国との戦争において、戦時国際法で定められた戦闘行為を逸脱し、自身の思想や嗜好・政治的判断により、他の人に対し人として許されざる行為を成したとされる個人に対し、人道上の見地から処罰が下される事がある。また使用される兵器に関しても、一定の倫理が求められ、人道上の理由から使用が禁じられた兵器は少なくない(古くはダムダム弾化学兵器等)。近代より戦争捕虜に対して、一定の「人間らしい扱い」が求められている。しかし、戦地における敵側民間人や戦時捕虜に対する拷問、残虐行為や虐待は近年でも発生しており、度々問題視されている[2]

地域紛争

人道支援

第二次世界大戦の終結から半世紀以上経過した現在においても、世界各国では武力紛争自然災害による社会基盤の崩壊により、人としての生活が損なわれている人々が居る地域は少なくない。

これらの地域に対して、国際連合赤十字国際委員会や「国境なき医師団」等をはじめとする非政府組織が、人道的な見地から、その地域を援助する活動を行っている。

関連文献

  • 『人道ーその歩み―日本赤十字社百年史』日本赤十字社、1979年
  • 日本赤十字社『太平洋戦争中の国際人道活動記録』日本赤十字社、1994
  • 『国際協力を仕事として―開発・人道援助に飛び立つ女性たち』彌生書房、1995、ISBN 4841507086
  • 牧口常三郎 人道と正義の生涯』 1996
  • 野村健二『人道のひとつの側面 捕虜の虐待と優遇』平和文化、2000、ISBN 4894880040
  • 最上敏樹『人道的介入 - 正義の武力行使はあるか -』岩波新書、2001年
  • UNHCR国連難民高等弁務官事務所 『世界難民白書〈2000〉人道行動の50年史』 時事通信社、2001、ISBN 4788701634
  • 緒方貞子難民支援の現場から』集英社新書、2003、ISBN 4087201996
  • 広島市立大学広島平和研究所『人道危機と国際介入―平和回復の処方箋』有信堂高文社、2003、ISBN 4842055472
  • ジャッキー・マムー『子どもたちと話す 人道援助ってなに?』 現代企画室、2003、ISBN 4773802073
  • 大芝亮『21世紀をつくる国際組織事典〈2〉人権・人道にかかわる国際組織』岩崎書店、2003、ISBN 4265044727
  • 最上敏樹『いま平和とは―人権と人道をめぐる9話』 岩波新書、2006年、ISBN 4004310008
  • ジャン・ピクテ、井上忠男『解説 赤十字の基本原則―人道機関の理念と行動規範』 東信堂、2006、ISBN 488713701X
  • ニーラカンタ・ラダ・クリシュナン、池田大作『人道の世紀へ―ガンジーとインドの哲学を語る』第三文明社、2009、ISBN 4476050441

出典

  1. ^ 広辞苑「人のふみ行うべき道」「人の人たる道」、大辞林「人の守るべき道」「人の人たる道」。
  2. ^ ネーサン・ホッジ (2022年4月7日). “ロシア軍に深く根付いた「残虐行為の文化」”. CNN. 2022年4月24日閲覧。

関連項目


人道

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 19:27 UTC 版)

関門トンネル (国道2号)」の記事における「人道」の解説

人道出入口。左は門司側、右は下関側 歩行者・自転車50 cc以下原動機付自転車利用できる4 m長さ780 mのトンネルで、徒歩で約15分ほどで関門海峡海底通り抜けることができる。両端とも国道2号接続していないが、車道直下位置している関係上、人道も国道2号指定されている(国道2号車道対す自転車歩行者道扱い)。後に下関側門司側とも坑口右側部分国道標識取り付けられた。 地上地下の人道トンネルの間は、下関側門司側とも専用エレベーター利用する。なお、エレベーターとは別に保守・非常避難用階段設けられており、車道兼用である。実際に間寛平アースマラソン通行した際にはこの階段使用した通行料金徒歩無料で、自転車原動機付自転車下関側の人道出入口設置されポスト状の料金箱現金又は回数券投入する。なお、ポストからやや離れた場所には詰所があり、人道部の監視員常駐している。監視員自転車料金回数券を渡すことも可能である。供用時間6時から22時までで、深夜閉鎖されている。 交通ルール上は歩行者専用道路準じた扱いとなっており、トンネル内は右側通行で、車両自転車および原動機付自転車)はエンジンかけない手押しでの通行道路交通法上「歩行者扱い」となる)、乗車して通行認められていない監視カメラ設置されており、乗車して通行すると、トンネル内の拡声器注意される本州九州側双方には注意を促す看板設置されている。この扱いは、車道集中工事などのために長期通行止めとなる際に原付などの迂回路となる場合も同様である。 人道トンネル内面は、壁に海藻天井に朝・昼・夕・夜の空が描かれている。日常の移動手段としてだけではなく日焼け対策不要なジョギング・ウォーキングコースとして利用されているほか、下関門司港を結ぶ観光周遊ルートとしての広報なされている。両側の入り口には、関門観光マップ通行記念スタンプ設置されていて、旅行記念に押す人も多い。 なお、人道トンネルの横のスペース車道用の換気ダクトとなっており、新鮮な空気車道送り込む役割果たしている。 要目 起点山口県下関市みもすそ川町国道9号接続終点福岡県北九州市門司区大字門司福岡県道261号門司東本町線接続) 距離:780 m 通行時間6時から22時まで 料金 歩行者無料 車両軽車両原付):20

※この「人道」の解説は、「関門トンネル (国道2号)」の解説の一部です。
「人道」を含む「関門トンネル (国道2号)」の記事については、「関門トンネル (国道2号)」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「人道」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

人道

出典:『Wiktionary』 (2021/08/14 23:35 UTC 版)

名詞

  1. じんどうにんどう人として守るべき道。
  2. じんどう)人が通るよう決められた道。歩道
  3. にんどう六道の一。人間世界

発音(?)

関連語


「人道」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



人道と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「人道」の関連用語

人道のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



人道のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
皓星社皓星社
Copyright (C) 2025 株式会社皓星社 All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの人道 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの関門トンネル (国道2号) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryの人道 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS