慈悲とは?

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じ‐ひ【慈悲】

《「慈」は、梵maitrī「悲」は、梵karuṇāの訳》仏語仏・菩薩(ぼさつ)が人々あわれみ楽しみを与え苦しみ取り除くこと。

いつくしみあわれむこと。なさけ。


じ‐ひ【慈悲】

〔名〕

① (「慈」は梵 maitrī、「悲」は梵 karuṇā の訳語仏語衆生いつくしみ、楽を与える慈と、衆生をあわれんで、苦を除く悲。喜び与え苦しみを除くこと。

法華義疏7C前)四「四安楽者。一智慧行。二説法行。三離過行。四慈悲行」

源氏100114頃)蜻蛉「仏のし給ふ方便は、慈悲をも隠して、かやうにこそはあなれと、思ひ続け給ひつつ、行ひをのみし給ふ

② (形動いつくしみあわれむ心。また、なさけ深い様子また、そのさま。

菅家文草900頃)四・別遠上人「慈悲若不郷里便付春風暁鐘

栄花(1028‐92頃)月の宴「心のどかに慈悲の御心広く、世を保たせ給へれば、世の人いみじく惜しみ申」

③ (━する) あわれんでなさけをかけること。また、お慈悲でございますから」などの形で、あわれみ請う意の慣用表現としても用いる。→じひ(慈悲)をすれば仇(あだ)する。

黄表紙莫切自根金生木(1785)上「御ぢひでござりますから、モウ酒手は御めんなされまし」

④ 「じひしんちょう慈悲心鳥)」の略。

雑俳柳多留‐六九(1817)「仏法と慈悲は両部分けて啼」


慈悲

作者小松左京

収載図書地には平和を
出版社阿部出版
刊行年月1991.3

収載図書お茶漬の味 地には平和を短編小説集
出版社城西国際大学出版
刊行年月2007.3
シリーズ名小松左京全集 完全版


慈悲

作者渡辺浩弐

収載図書プラトニックチェーン 03
出版社エンターブレイン
刊行年月2004.8


慈悲

作者岩垣志織

収載図書慈悲
出版社日本文学館
刊行年月2007.4


慈悲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/07 06:18 UTC 版)

仏教において慈悲(じひ)とは、他の生命に対してを与え、を取り除くこと(抜苦与楽)を望む心の働きをいう[1]。一般的な日本語としては、目下の相手に対する「あわれみ、憐憫、慈しみ」(mercy) の気持ちを表現する場合に用いられる。


注釈

  1. ^ パーリ語ではメッター (mettā) とミッタ (mitta) である。
  2. ^ 「論曰。慈有三種。一有情縁。二者法縁。三者無縁。」(『仏地経論』、大正新脩大蔵経、釈経論部(下)第26巻、p.314)

出典

  1. ^ a b c d e f 魚川祐司 『仏教思想のゼロポイント』 新潮社、2015年5月、165-167頁。ISBN 978-4103391715 
  2. ^ a b c d 藤田宏達「慈悲」 - 日本大百科全書(ニッポニカ)、小学館。


「慈悲」の続きの解説一覧

慈悲

出典:『Wiktionary』 (2021/08/15 05:35 UTC 版)

名詞

 (じひ)

  1. 菩薩衆生いつくしんで楽しみを与える慈、及びあわれんでを除く悲の抜苦与楽
  2. 慈しみ憐れむこと。

発音(?)

じ↘ひ

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