ほとけとは?

ほと‐け【仏】

《「ぶつ(仏)」の音変化した「ほと」に、目に見える形の意の「け」の付いた語で、仏の形、仏像原義かという》

仏語悟りを得た者。仏陀(ぶっだ)。特に、釈迦(しゃか)のこと。「仏の慈悲にすがる」

仏像また、仏の画像。「仏を刻む」

死者また、その霊。「仏になる」「仏が浮かばれない

温厚慈悲心の深い人をたとえていう語。

仏法

「—の御験(みしるし)はかやうにこそと」〈栄花初花

仏事を営むこと。

明後日(あさて)、—にいと善き日なり」〈栄花本の雫

[下接語] (ぼとけ)新(あら)仏・生仏・石仏・板仏懸け仏木仏外法(げほう)仏・骨(こつ)仏・小仏・新(しん)仏・杉仏・摺(す)り仏・立ち仏土仏流れ仏・撫(な)で仏・新(にい)仏・濡(ぬ)れ仏・寝仏・喉(のど)仏・野仏星仏守り仏無縁仏雪仏笑い仏


ほと‐け【仏】

〔名〕 (「ほと」は梵 Buddha、さらに、それの漢訳「仏」の音の変化したもの、「け」は「気(け)」か。「け」については、霊妙なものの意とするほか、目に見える形の意で、仏の形すなわち仏像の意が原義とする説もある)

仏語仏陀のこと。釈迦仏阿彌陀仏薬師仏などすべてにいう。

書紀720敏達一四年二月前田本訓)「所祭(いはひまつ)りし仏(ホトケ)の神之心(みこころ)に祟れり」

② ①の像。仏像また、仏の画像など。

万葉(8C後)一六三八四一「仏(ほとけ)造る真朱足らずたまる池田朝臣鼻の上を掘れ」

仏法。または、それを奉ずる仏教徒

栄花(1028‐92頃)初花「ほとけの御験はかやうにこそと」

死者の霊。また、死んだ人。死人

雑俳柳多留六四(1813)「仏より後家には施主がたんと付き

(5) 仏事を営むこと。

栄花(1028‐92頃)もとのしづく「あさて、仏にいと善き日なり」

(6) 僧侶尊敬していう。→吾仏(あがほとけ)②。

源平盛衰記14C前)三四「さては仏(ホトケ)や、仏は何の料に、軍の城にはこもり給ひけるぞ」

(7) 慈悲心の深い人。清純無邪気な人。また、慈悲心。転じて、気のよい人。お人よし

浮世草子世間胸算用(1692)三「是の内儀様は仏(ホトケ)々」

(8)多く「吾(あ)が仏」の形で) 自分が大切に思うもの。愛しているもの。→吾仏(あがほとけ)②。

*竹取(9C末‐10C初)「我子の仏、変化の人と申ながら、ここらおほきさまでやしなひ奉る心ざしをろかならず」

(9) ひとみ。瞳孔。めぼとけ。

俳諧筑波(1638)四「目のうちにある仏ちいさし 花籠にいくるつぼみはふげんさう〈正明〉」

[補注]語源についてはかならずしも明確でない。梵語 Buddha は中国では「浮屠」「浮図」などと音写され、後には「仏陀と書かれることが多く、これらとの関連考えられる空海性霊集」には、「仏陀」「仏駄」「没駄」「没度」などの表記見られ日本でも後には Buddha の音訳としては「仏陀」が一般化し、優れた修行者、特に仏教開祖釈迦を指す語としてはこちらが用いられるようになった


ほとけ 【仏】

仏陀の和名。この場合釈尊というよりはもっと広い意味の仏で、諸仏仏像をもいい、また死者ホトケとも呼ぶ。語源については、浮図家の転訛とか、供物を盛る罐からだとか、煩悩が解たからだとか、種々の説を伝えるが、新井白石東雅』には、百済方言似ていると記す。死者をいうのは、無に帰ったことを意味している。→ 仏

ほとけ

作者浅田耕三

収載図書求道の梅医
出版社叢文社
刊行年月2005.6


読み方:ほとけ

  1. 身体或は睡眠中の人物。死んだも同様なるから。又は詐欺賭博被害者のことを云ふ。
  2. 身体或いは睡眠中の人物。死んだのも同様であるところから。又詐欺賭博被害者のことをいう。

読み方:ほとけ

  1. 人体総称。〔第二類 人物風俗

読み方:ほとけ

  1. 家人ノ寝伏シタルコトヲ云フ。〔第一類 言語及ヒ動作之部・群馬県
  2. 安臥睡眠。〔第四類 言語動作

分類 群馬県


読み方:ほとけ

  1. 詐欺賭博被害者タル目的人物。〔第二類 人物風俗

読み方:ほとけ

  1. 堂ノコトヲ云フ。〔第七類 家其他建造物之部・福岡県

分類 福岡県


読み方:ほとけ

  1. 弁護士を云ふ。

分類 一般犯罪者

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ほとけ

出典:『Wiktionary』 (2021/12/04 09:28 UTC 版)

発音

語源

確定的ではないが、buddha(仏陀)の漢音写、「浮屠」(ふと)または「仏図」(ふっと)に、「儒家」等に見られる学派一派を意味する「」を添えた、「浮屠家」「仏図家」がなまったものとの説がある。

名詞

ほとけ

  1. (仏教) 仏教ヒンズー教ジャイナ教などのインド伝統宗教で、覚者、「悟った者」のこと。
    1. 狭義には仏教開祖であるゴータマ・シッダールタ。お釈迦さま、釈迦牟尼
    2. 1.1に次ぐ狭義として、大乗仏教諸仏(諸如来)。(釈迦如来も含む。)
    3. 菩薩明王高僧などで、如来になれるが、衆生救済のためなど、敢えてなろうとしない人。
    4. 上記のような仏をかたどった像。仏像
  2. 日本における死者婉曲的な表現ほとけさま死後成仏するという大乗仏教考えから。
    • になる。さまにお線香をあげる。
    1. (俗語警察) 死者対すいささか品の悪い表現ガイシャ被害者)などと同列用いられる隠語
  3. やさしい人。温厚でめったに怒らない人。

関連語

成句

翻訳



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