伝統宗教
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 14:52 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動伝統宗教(でんとうしゅうきょう)とは、新しく創唱されたり布教されたりする宗教に対し、古くから信仰されている宗教である。
相対的・地域的な概念であり、何が伝統宗教であり何がそうでないかは一定ではない。たとえばカトリック・プロテスタントなどのヨーロッパのキリスト教は、西洋社会では伝統宗教だが、近代に布教されたアフリカでは伝統宗教ではなく、現地の古くからの宗教であるアニミズムが伝統宗教である[1][2]。
伝統宗教に対する伝統宗教でない宗教が近代の創唱宗教の場合、「新宗教」と呼ばれる。
伝統宗教の例
キリスト教
- カトリック教会(東方典礼カトリック教会を含む)
- 正教会(ギリシャ正教会・ロシア正教会・日本正教会など)
- 東方諸教会(シリア正教会・エチオピア正教会など)
- プロテスタント (ルーテル教会・改革長老教会など)
- 聖公会(米国聖公会など)
仏教
主要な仏教
日本仏教
日本の仏教系伝統宗教は十三宗五十六派とされている。
民族宗教
神道
その他の民族宗教
その他の伝統宗教
脚注
注釈
出典
伝統宗教
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/26 18:03 UTC 版)
アナル族の伝統宗教は、1917年にキリスト教が伝えられて以降、変化が生じていることが知られている。例えば、1912年のShakespereによる報告によれば、アナル族の伝統宗教における創造神はパテル(Pathel)と呼ばれる空に住む神であったが、1985年のKabuiの報告によればパテルは家内の神とされており、創造神はチュワ(Chuwa)とカワ(Khawa)、最高神はアサパワン(Asapavan)となっていたことが分かっている。アナル族の人々は、自身に危機が迫ったときにはアサパワンの名を唱えるという。 しかしながら、キリスト教の伝来以降はアナル族の間でもキリスト教徒が大多数となっており、現在では伝統宗教の信仰者は民族全体の10%に満たないことが知られている。
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伝統宗教と同じ種類の言葉
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