初期仏教とは?

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初期仏教

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/30 00:09 UTC 版)

初期仏教(しょきぶっきょう、: Early Buddhism)とは、 釈迦が生きていた時代を含む初期のおよそ150年から200年の間のプレ部派仏教英語版をいう[1]




注釈

  1. ^ Paul Williams, Mahayana Buddhism the Doctrinal Foundations, 1989, 2nd. ed.2009, 268頁註7で「小乗(Hīnayāna)」の変わりに「主流仏教(Mainstream Buddhism)」と呼ぶと述べ、以後この呼称を使用する学者が他にもいる
  2. ^ これに近いのがアーガマサンユッタ・ニカーヤであることが文献学的考証から定説になっている。(文献学的考証

出典

  1. ^ 三枝充悳『仏教入門』《岩波新書》、1990年[要ページ番号]
  2. ^ 前田惠學、「何故「原始仏教」か」『印度學佛教學研究』 49巻 2号 2001年 p.765-772, doi:10.4259/ibk.49.765,日本印度学仏教学会
  3. ^ Stanislaw Schayer, Ausgewählte Kapitel aus der Prasannapadā, 1931, IX頁; J. W. de Jong, Buddhist studies, 1979, 散説されるが、主に29頁以下
  4. ^ 岩波書店『仏典を読む1仏陀の生涯』2017年 P2 中村元 (前田専學 監修)
  5. ^ 岩波仏教辞典第二版P593 中村元ほか、スッタニパータの項目
  6. ^ ダンマパダも、スッタニパータとともに、現存経典のうちの最古の経典といわれる。岩波仏教辞典P927法句経の項目
  7. ^ 原始仏典Ⅱ相応部経典第一巻序文 前田専學
  8. ^ 『続仏教語源散策』東洋選書1977年中村元編 P38 結集の綱目 田上太秀
  9. ^ 『インド仏教の歴史』講談社P22 竹村牧男
  10. ^ 岩波書店『仏典を読む1仏陀の生涯』2017年 P71 中村元 (前田専學 監修)
  11. ^ 原始仏典Ⅱ相応部経典第一巻P447第4篇における注37 中村元ほか
  12. ^ 原始仏典Ⅱ相応部経典第一巻P448第4篇における注56 中村元ほか
  13. ^ 岩波仏教辞典第二版P19 中村元ほか、阿羅漢の項目
  14. ^ スッタニパータ 647 前世の生涯を知り、また天上と地獄とを見、生存を減し尽くしに至った人、──かれをわたしは(バラモン)と呼ぶ。
  15. ^ スッタニパータ 718 独り坐することと<道の人>に奉仕することを学べ。聖者の道は独り居ることであると説かれている。独り居てこそ楽しめるであろう。
  16. ^ 『インド仏教の歴史』講談社2004年P58 竹村牧男
  17. ^ 岩波仏教辞典第二版P655 中村元ほか、対機説法の項目
  18. ^ 世界の名著2大乗仏典P22 
  19. ^ 岩波書店『仏典を読む1仏陀の生涯』2017年 P50 中村元 (前田専學 監修)
  20. ^ 『ゴータマ・ブッダ 釈尊伝』法蔵館1958年 P114 中村元
  21. ^ 岩波文庫『ブッダ最後の旅 大パリニッバーナ経』P291訳注第五章注150 中村元
  22. ^ 過去七仏の観念があらわれ、第七人目の仏がゴータマであるとするようになったのは、後代になってからとされる。(原始仏典Ⅱ相応部第一巻P484第8篇注80 中村元ほか)
  23. ^ ウパニシャッドの言葉であっても、現存パーリ仏典よりも内容や言葉はかなり古いものをうけている。『ゴータマ・ブッダ 釈尊伝』法蔵館1958年 P136 中村元
  24. ^ 『仏教語源散策』中村元編 1977年東京書籍P152松本照敬
  25. ^ 『ゴータマ・ブッダ 釈尊伝』法蔵館1958年 P114 中村元
  26. ^ 岩波仏教辞典第二版P371
  27. ^ 『仏教語源散策』中村元編 1977年東京書籍P234松本照敬
  28. ^ 『世界の名著1 バラモン経典 原始仏典』中公バックス 昭和54年 P22 インド思想の潮流の項目 長尾正人 服部正明
  29. ^ 『ゴータマ・ブッダ 釈尊伝』法蔵館1958年 P113 中村元
  30. ^ 『ゴータマ・ブッダ 釈尊伝』法蔵館1958年 P118 中村元
  31. ^ 無我とは、アートマンが存在しないのではなく、我でもないものを我とみなしてはならないという考え方であり、「われという観念」、「わがものという観念」を排除しようとしたのである。(中村元著『佛教語大辞典』より) 『仏教語源散策』中村元編 1977年東京書籍P20無我の項目上村勝彦
  32. ^ 『ブッダ 悪魔との対話 サンユッタ・ニカーヤⅡ』岩波書店1986年P339第Ⅵ編第1章第2節注8中村元
  33. ^ 岩波仏教辞典第二版P901
  34. ^ 『仏弟子の告白 テーラガーター』岩波書店1982年 P252注303 中村元
  35. ^ 『仏弟子の告白 テーラガーター』岩波書店1982年 P252注303 中村元
  36. ^ 『ブッダ 神々との対話』岩波書店1986年P248 第1篇第3章第5節注 中村元
  37. ^ 『ブッダ 神々との対話』岩波書店1986年P250 第1篇第3章第9節の注 中村元
  38. ^ スッタニパータ 772
  39. ^ 『ブッダのことば スッタニパータ』岩波書店1984年 P379  注772 中村元
  40. ^ スッタニパータ 478
  41. ^ ゴータマはここで、人間のうちに存する霊的なものを考えていた。『ブッダのことば スッタニパータ』岩波書店1984年 P395  注875 中村元
  42. ^ アートマンと同じように、霊魂についても、悟りを得た時にはじめて清められる(真人的なもの・実存的なものとなる)とされるならば、肉体という窟にとどまる実体のない非我のようなものが、忍土の中で、内外からくる無明の闇にのまれている、というように見ることができる。
  43. ^ ゴータマは無余涅槃を排斥した。『ブッダのことば スッタニパータ』岩波書店1984年 P395注875 中村元
  44. ^ 『ゴータマ・ブッダ 釈尊伝』法蔵館1958年 P136 中村元
  45. ^ 『ブッダ入門』春秋社1991年 P144 中村元
  46. ^ 『世界の名著1 バラモン経典 原始仏典』中公バックス 昭和54年 P22 インド思想の潮流の項目 長尾正人 服部正明
  47. ^ 悟りというものを宇宙原理たるブラフマンと真の自己との合一という観点から見た場合、小宇宙的概念としての内的世界(真人としての我)が、大宇宙の根本原理と合一すると言い換えることもできそうである。
  48. ^ 『ブッダ入門』春秋社1991年 P7 中村元
  49. ^ 肉体的な執着から離れた境地となり、意識が調和されるにしたがって、水が水蒸気になって拡大してゆくように、もう一人の我というものが拡大していって宇宙と一如と感じられるようになってゆくことを悟りとする説もある。内的宇宙が拡大して外的宇宙と合一することが佛への転換点であるとされている。『心の原点』P26 1973年 三宝出版 高橋信次
  50. ^ 『ブッダ入門』春秋社1991年 P113 中村元
  51. ^ 『ブッダ 悪魔との対話 サンユッタ・ニカーヤⅡ』岩波書店1986年P306第Ⅳ編第1章第4節注1中村元
  52. ^ 『ブッダのことば スッタニパータ』岩波書店1984年 P415 注1026、P217 ・1033  中村元
  53. ^ 真実の自己を探求してゆくことが初期の仏教修行者の目的であったとされている。『ゴータマ・ブッダ 釈尊伝』法蔵館1958年 P244 中村元
  54. ^ 1,自身を実在とみなす見解と、2、疑いと、3外面的な戒律・誓い、という三つのことがらのことであるが、内容的には身体的な自分のほかに、真人の我がいるということを自覚することが中心とも見える
  55. ^ 死んだ500人以上の在家信者たちは、三つの束縛を滅ぼしつくしたから、(聖者の流れに踏み入った人)であり、悪いところに堕することのないきまりであって、必ずさとりを達成するはずである。『ブッダ最後の旅』岩波文庫P48中村元(大パリニッバーナ経二章7)
  56. ^ この宇宙の前には、幾多の宇宙の生成と消滅があり、それらの幾多の宇宙期における歴史と、そこにおける自らの一々の百千の生涯について思い起こすことができるようになったとされる。
  57. ^ ここで四諦に関連して書いてあることは、後世の付加であるとされている。『ゴータマ・ブッダ 釈尊伝』法蔵館1958年 P105 中村元
  58. ^ 諸々の汚れを滅する智は、自らが清浄で、きよらかで、よごれなく、汚れない状態で生じたものであるので、この世に生きる諸々の生存者の諸々の汚れを滅することのできる智と見ることが出来る。
  59. ^ 『ブッダ最後の旅』 岩波文庫P205注29 中村元
  60. ^ 『ゴータマ・ブッダ 釈尊伝』法蔵館1958年 P95 中村元
  61. ^ 『<仏典を読む>1ブッダの生涯』P145中村元(前田専學監修)
  62. ^ 『原始仏典Ⅱ相応部経典第2巻』 第5篇P616注24  春秋社2012年 中村元監修 浪花宣明訳
  63. ^ 『原始仏典Ⅱ相応部経典第2巻』 第5篇P396解説  春秋社2012年 中村元監修 浪花宣明訳
  64. ^ 『原始仏典Ⅱ相応部経典第2巻』P596 第1篇注60 春秋社2012年 中村元監修 前田専學編集 浪花宣明訳
  65. ^ 『ブッダ最後の旅』 岩波文庫P204注28 中村元
  66. ^ 『原始仏典Ⅱ相応部経典第2巻』 第1篇P600注88  春秋社2012年 中村元監修 前田専學編集 浪花宣明訳
  67. ^ 『尼僧の告白』1982年岩波書店P36中村元
  68. ^ 『原始仏典Ⅱ相応部経典第2巻』P608第3篇注19 春秋社2012年 中村元監修 浪花宣明訳
  69. ^ 『原始仏典Ⅱ相応部経典第2巻』P328第3篇第5節 春秋社2012年 中村元監修 浪花宣明訳
  70. ^ 『原始仏典Ⅱ相応部経典第2巻』P596 第1篇注59 春秋社2012年 中村元監修 浪花宣明訳
  71. ^ 当時のヨーロッパ、北アフリカ、西アジア、東アジアを通じて、尼僧の教団なるものは存在せず、世界の思想史において驚くべき事実であるとされる。『尼僧の告白』1982年岩波書店P120 あとがき 中村元
  72. ^ 『原始仏典Ⅱ相応部経典第2巻』P616 第5篇注24 春秋社2012年 中村元監修 浪花宣明訳
  73. ^ 『原始仏典Ⅱ相応部経典第2巻』 第5篇P616注24  春秋社2012年 中村元監修 浪花宣明訳
  74. ^ 『原始仏典Ⅱ相応部経典第2巻』 第5篇P609注23 春秋社2012年 中村元監修 浪花宣明訳
  75. ^ Cousins, L.S. (1996); Buswell (2003), Vol. I, p. 82; and, Keown & Prebish (2004), p. 107. See also, Gombrich (1988/2002), p. 32: “…[T]he best we can say is that [the Buddha] was probably Enlightened between 550 and 450, more likely later rather than earlier."
  76. ^ Williams (2000, pp. 6-7) writes: "As a matter of fact Buddhism in mainland India itself had all but ceased to exist by the thirteenth century CE, although by that time it had spread to Tibet, China, Japan, and Southeast Asia." Embree et al. (1958/1988), "Chronology," p. xxix: "c. 1000-1200: Buddhism disappears as [an] organized religious force in India." See also, Robinson & Johnson (1970/1982), pp. 100-1, 108 Fig. 1; and, Harvey (1990/2007), pp. 139-40.


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初期仏教

出典:『Wiktionary』 (2012/11/29 04:51 UTC 版)

名詞

初期 仏教(しょきぶっきょう

  1. 根本分裂紀元前3世紀ごろ)より前の時代仏教のこと。原始仏教ともいう。

発音

ショキブ↘ッキョー

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