仏滅
仏滅とは、仏滅の意味
仏滅とは、六曜の1つで、あらゆることが凶とされる良くない日のことである。かつて仏滅は空亡、物滅などといっていた。空亡は四柱推命で使われる語で、算命学では天中殺という。物滅は、物事がいったんなくなり新しいことが始まる日という意味をもつ。仏滅は、縁起の悪い日という理由から、結婚式などの慶事を避けることが多い。一方で、引っ越しや納車をするには吉日とされている。
仏滅の日かどうかは、旧暦の月日を計算することで知ることができる。計算方法は、月と日の和を求めそれを6で除した余りによって六曜が決まる。余りが0ならば大安、1ならば赤口、2ならば先勝、3ならば友引、4ならば先負、5ならば仏滅となる。例えば、2020年9月25日の場合、旧暦は8月9日となる。月と日の和を6で除した余りは5なのでその日は仏滅ということになる。ちなみに年が変わると旧暦も変わる。
ぶつめつ 【仏滅】
仏滅(ぶつめつ)
仏滅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/27 07:31 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動仏滅(ぶつめつ)とは、仏・如来の入滅・滅度、すなわち死のこと。特に釈迦仏の滅度を指していわれる。
釈迦仏および阿羅漢などの死は煩悩を滅ぼしているものの、身体という重荷があるゆえの苦しみからの解放であり、絶対平安の境地そのものに入ることと考えられており、この涅槃を訳して「滅」あるいは「滅度」と呼んだ。
釈迦の入滅
釈迦が入滅した年代は諸説あり、一致していない。
大乗仏教における三時説(末法思想)によれば、釈迦の入滅後、最初の1000年(500年とも)を正法、次の1000年を像法、その後の1万年を末法とする。末法に入ったとされる平安時代では仏滅を紀元前949年とする説が一般的だった。
現在では下記の説が存在する。
- 周書異記の記述を根拠とする紀元前949年説
- 東南アジアの仏教国に伝わる紀元前544-543年説
- 2をギリシャ資料によって修正した紀元前486年もしくは紀元前477年説
- 中国、チベットに残る記述から紀元前400-368年説
なお、周書異記は中国仏教が儒教に対する優位性を確保するために制作された偽書であるため、この説の正当性については疑問が残る、という指摘もある。[要出典]
ことば
Alaṃ ānanda mā soci, mā paridevi - nanu etaṃ ānanda mayā paṭikacceva akkhātaṃ sabbeheva piyehi manāpehi nānābhāvo vinābhāvo aññathābhāvo. Taṃ kutettha ānanda labbhā ’yantaṃ jātaṃ bhūtaṃ saṅkhataṃ palokadhammaṃ, taṃ vata tathāgatassāpi sarīraṃ’ māpalujjiti. Netaṃ ṭhānaṃ vijjati.
Dīgharattaṃ kho te ānanda tathāgato paccupaṭṭhito mettena kāyakammena hitena sukhena advayena appamāṇena, mettena vacīkammena hitena sukhena advayena appamāṇena, mettena manokammena hitena sukhena advayena appamāṇena. Katapuñño’si tvaṃ ānanda padhānamanuyuñja , khippaṃ hehisi1 anāsavo"ti.やめよ、アーナンダ。悲しむなかれ。嘆くなかれ。アーナンダよ、私は説いていたではないか。最愛で、いとしいすべてのものたちは、別れ離ればなれになり、別々になる存在ではないかと。生まれ、存在し、形成され、壊れていくもの、それを「ああ、壊れるなかれ」ということがどうして得られようか。そのようなことはあり得ないのだ。
アーナンダよ、汝は長い間、慈愛あり、利益あり、幸いあり、比較できない無量の身体と言葉と心の行いによって如来に仕えてくれた。アーナンダよ、汝は善い行いをした。精進することに専修せよ。速やかに汚れのないものとなるだろう。
釈迦の最後の言葉は以下であった。
handa'dāni bhikkhave āmantayāmi vo,
vayadhammā saṅkhārā appamādena sampādethā
脚注
- ^ 中村元 『釈尊の生涯』〈平凡社ライブラリ 新書〉、2003年、222頁。ISBN 978-4582764789。
関連項目
仏滅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 17:11 UTC 版)
仏滅(ぶつめつ)は、六曜における大凶日。もとは「虚亡」といい勝負なしという意味で、さらに「空亡」とも称されていたが、これを全てが虚しいと解釈して「物滅」と呼ぶようになり、仏の功徳もないという意味に転じて「佛(仏)」の字が当てられたものである。 仏滅は万事に凶であるとされる。この日は六曜の中で最も凶の日とされ、婚礼などの祝儀を忌む習慣がある。この日に結婚式を挙げる人は少ない。そのため仏滅には料金の割引を行う結婚式場もある。他の六曜は読みが複数あるが、仏滅は「ぶつめつ」としか読まれない。 字面から仏陀(釈迦)が入滅した(死亡した)日と誤解されることが多い。しかし、六曜は仏教に由来するものではなく上述のように無関係である。釈迦の死亡日とされる2月15日が旧暦では必ず仏滅になるのは、偶然そうなっただけである。しかし、2021年は曜日が「月曜日」の月の闇で、当日の六曜は旧暦と同じく必ず「仏滅」、天気は日本全国大雨や同年2月13日に発生した宮城地震の中心ニュースがあり、2021年2月15日新暦同様に超とてももの凄く衝撃的で一番大最悪な時期の1でもある(話題や楽しいニュース番組もほとんど少なく、緊急地震の大雨に関する2021年2月15日(闇の月曜日)当日の六曜仏滅、中心ニュースとして。『グッド!モーニング (テレビ番組)』で新井恵理那のコーナー「あら、いーな!」や今日一日明るくなるニュース休止など)。また、大成安代(元NHKアナウンサー)の災害影響でもあるとしているが、なおこの鎌田浩毅と草薙和輝(テレビ朝日アナウンサー)が出発し年末放送に向けて「金曜NEWSウォーカー!(ANN)」として災害の地震に関するニュースの仏滅も衝撃でもある。 「何事も遠慮する日、病めば長引く、仏事はよろしい」ともいわれる。 また『物滅』として「物が一旦滅び、新たに物事が始まる」とされ、「大安」よりも物事を始めるには良い日との解釈もある。
※この「仏滅」の解説は、「六曜」の解説の一部です。
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