仏滅とは? わかりやすく解説

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仏滅

読み方:ぶつめつ

仏滅とは、仏滅の意味

仏滅とは、六曜1つで、あらゆることが凶とされる良くない日のことである。かつて仏滅は空亡、物滅などといっていた。空亡四柱推命使われる語で、算命学では天中殺という。物滅は、物事がいったんなくなり新しいことが始まる日という意味をもつ。

仏滅は、縁起の悪い日という理由から、結婚式などの慶事避けることが多い。一方で引っ越し納車をするには吉日とされている。

仏滅の日かどうかは、旧暦月日計算することで知ることができる。計算方法は、月と日の和を求めそれを6で除した余りによって六曜が決まる。余りが0ならば大安、1ならば赤口、2ならば先勝、3ならば友引、4ならば先負、5ならば仏滅となる。例えば、2020年9月25日場合旧暦8月9日となる。月と日の和を6で除した余りは5なのでその日は仏滅ということになる。ちなみに年が変わると旧暦も変わる。

ぶつ‐めつ【仏滅】

読み方:ぶつめつ

仏の入滅釈迦(しゃか)の死。

暦注六曜の一。万事に凶とする大悪日。仏滅日。


ぶつめつ 【仏滅】

①仏滅日の略。暦註一つで、勝負なしの日。俗に万事に凶の日としている。②仏教釈迦の入滅をいう。その年代に関して学者諸説があり、紀元前五四四年説、同四八六年説、同三八三年説など。

仏滅

六輝六曜)のひとつ。結婚式などの祝い事避けたほうが良いとされている日。すべての催事は凶であるとされる会場空いていることが多く気にしない人は割引プランなどもあるのでチェックして

仏滅(ぶつめつ)

全て空しく万事に「凶」で、何事にも不吉とされる悪の日です。お祝いごとは元より新たな行動起こすことも良とされません。いわゆる佛(釈迦)入滅日の佛滅日とは関係なく、全て空しいということから、ものが滅っする(失う)=物滅となり、仏滅と変化した言われています。


仏滅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/11/09 09:07 UTC 版)

アジャンター石窟群に描かれた釈迦の入滅(世界遺産

仏滅(ぶつめつ)とは、如来の入滅・滅度、すなわちのこと。特に釈迦の滅度を指していわれる。

仏滅の教義解釈

仏滅によって釈迦は涅槃に入った。釈迦の最期の言葉は以下であった。

さあ修行者たちよ、いまあなたたちに伝えよう。
全ての事象は変わり過ぎ去るものである(諸行無常)。怠ることなく修行を完成させなさい。

大乗非仏説では、大乗仏教上座部仏教よりも後発の宗派とするのが通説である。釈迦の直説は恐らく上座部仏教の教義に近いものだったと考えられているが、釈迦が説いた本来の仏教教義では浄土を想定せず、涅槃とは「苦の輪廻からの解脱を達成し、死後に天界を含めて二度と生まれ変わらないこと」だったと説明される。佐々木閑は釈迦の説く涅槃の意味合いについて「解脱し悟りを開いた者(修行完成者)だけが到達できる特別な死であり、二度とこの世に生まれ変わることのない完全なる消滅を意味する」「釈迦はこの世を一切皆苦ととらえ、輪廻を断ち切って涅槃に入ることで、二度とこの世に生まれ変わらないことこそが究極の安楽だと考えた」と説明している[1]。『ブッダチャリタ』では涅槃に入った釈迦について「地上においては老・死の恐怖はなく、天上においては天界から落ちる恐怖(天人五衰)はない。(中略)生があれば不快が生じる。再び輪廻に生まれないことによる非常な快以上の快はない。」と述べている[2]

釈迦の入滅年代

釈迦の没年は、仏教経典に「仏滅から○○年後にアショーカ王が即位した」と記述されるため、アショーカ王の即位年を基準に推定されている。しかし、釈迦の死後何年がアショーカ王の即位年であるかは典拠によって違いがあり、特に大乗仏教上座部仏教経典で100年以上の差がある。ただし北伝仏教の『歴代三宝紀』収録の「衆聖点記」に関しては上座部経典の伝える入滅年と同じ見解を採る。

日本の仏教学者の宇井伯寿中村元は大乗仏教の経典に基づき、欧米の仏教学者の多くは上座部仏教の経典(パーリ経典)に基づいて没年を推定している。一方、『大般涅槃経』その他いずれの典拠においても釈迦が80歳で死去したとする記述は共通しているため、没年を決定できれば自動的に生年も導けることになる。

上座部仏教の本場スリランカに伝わる『マハーワンサ』や、上座部仏教で最も権威ある仏典注釈者ブッダゴーサの注釈によれば「仏滅から218年後にアショーカ王が即位した」と記録される。その記録に基づけば釈迦の入滅年は紀元前486年と導かれる。山崎元一は、古代インドのバラモン教側の歴史史料や、ジャイナ教側の歴史史料(マハーヴィーラ入滅から○○年後に○○王が即位した、○○が死去したなどの記録が多く残る)も踏まえれば、スリランカ上座部の伝える釈迦の没年(紀元前486年)が圧倒的に歴史学的根拠があると説明している[3]

主な推定生没年は、

等がある{{efn|仏滅年代論については異説が極めて多く、100種以上ある。

考古学による調査結果からの推定もあり、2013年にルンビニで紀元前6世紀の仏教寺院の遺構が見付かったと報道された[5]。この遺構の年代が正確であれば、釈迦は遅くとも紀元前6世紀またはそれ以前に存命していたことが確実となり、釈迦の生年を紀元前5世紀とする宇井説や中村説は否定されることになる。ただし、問題の遺構は必ずしも仏教寺院のものとは限らないとする反論もある[6]

脚注

  1. ^ 佐々木閑 『ブッダ 最期のことば』NHK出版 2016年、p22-24
  2. ^ 完訳 2019, p. 322.
  3. ^ 山崎元一「仏滅年代について」東洋学術研究 23 (1), p8-23, 1984-05
  4. ^ 山崎元一「仏滅年代について」東洋学術研究 23 (1), p8-23, 1984-05
  5. ^ 紀元前6世紀の寺院跡発見、釈迦の生誕時期示す? ネパール
  6. ^ 世界最古の仏教寺院発見、ネパール

参考文献

関連項目


仏滅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 17:11 UTC 版)

六曜」の記事における「仏滅」の解説

仏滅(ぶつめつ)は、六曜における大凶日。もとは「虚亡」といい勝負なしという意味で、さらに「空亡」とも称されていたが、これを全て虚しい解釈して「物滅」と呼ぶようになり、仏の功徳もないという意味に転じて「佛(仏)」の字が当てられたものである。 仏滅は万事に凶であるとされる。この日は六曜の中で最も凶の日とされ、婚礼などの祝儀忌む習慣がある。この日に結婚式挙げる人は少ない。そのため仏滅には料金割引を行う結婚式場もある。他の六曜読み複数あるが、仏滅は「ぶつめつ」としか読まれない。 字面から仏陀釈迦)が入滅した死亡した)日と誤解されることが多い。しかし、六曜仏教由来するものではなく上述のように無関係である。釈迦死亡とされる2月15日旧暦では必ず仏滅になるのは、偶然そうなっただけである。しかし、2021年曜日が「月曜日」の月の闇で、当日六曜旧暦同じく必ず「仏滅」、天気日本全国大雨同年2月13日発生した宮城地震中心ニュースがあり、2021年2月15日新暦同様に超とてももの凄く衝撃的で一番大最悪な時期の1でもある(話題や楽しいニュース番組もほとんど少なく、緊急地震大雨に関する2021年2月15日(闇の月曜日当日六曜仏滅、中心ニュースとして。『グッド!モーニング (テレビ番組)』で新井恵理那のコーナー「あら、いーな!」や今日一日明るくなるニュース休止など)。また、大成安代(元NHKアナウンサー)の災害影響でもあるとしているが、なおこの鎌田浩毅草薙和輝テレビ朝日アナウンサー)が出発し年末放送向けて金曜NEWSウォーカー!(ANN)」として災害地震に関するニュースの仏滅も衝撃でもある。 「何事も遠慮する日、病めば長引く、仏事はよろしい」ともいわれる。 また『物滅』として「物が一旦滅び新たに物事が始まる」とされ、「大安」よりも物事始めるには良い日との解釈もある。

※この「仏滅」の解説は、「六曜」の解説の一部です。
「仏滅」を含む「六曜」の記事については、「六曜」の概要を参照ください。

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仏滅

出典:『Wiktionary』 (2021/08/19 12:39 UTC 版)

名詞

ぶつめつ

  1. (仏教) 釈迦
  2. 六曜一つ万事不吉であるとする日。

発音(?)

ぶ↗つめつ

「仏滅」の例文・使い方・用例・文例

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