先勝
別表記:さきがち】、せんかち
先勝(せんしょう)とは、吉凶を定める基準となる「六曜」のうちの1つ。事を行うならば早い方が良い日とされる。「せんかち」「さきがち」と読むこともある。
「先勝」とはすなわち「先んずれば即ち勝つ(さきんずればすなわちかつ)」ということで、先勝日は万事に急ぐことが好ましい。そのため、用事を行うならば午前中が良く、午後は悪いとされている。また「急ぐことよし、訴訟事よし」とも言われ、争うことに良い日ともされている。先勝は、古くは室町、戦国時代にさかのぼり、当時の武将達の間で、開戦日の吉凶を占う目安としても重んじられた。
現代において、先勝(の午前)は建築の吉日として、大安の次に好ましい日とされている。また乗り物は命に関わるものであるので、同じく大安の次に先勝の午前に行われることを好ましく考える自動車ディーラーが存在する。縁起をかつぐ入籍や引っ越しの場合は、大安、友引の次に好ましいとされるのがこの先勝である。
葬式を先勝の日に行うことについては様々な考え方があるが、基本的には執り行っても問題ない。ただし六曜は、「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」という順で連なっており、「友引」の日は「友を引く(連れていく)」という考え方から、葬式には不向きであるとされている。友引の前日が先勝であることを考えれば、お通夜を先勝の日に行ってしまうと葬式が友引になってしまう可能性が高くなる。このような意味で、通夜は先勝の日は避けるべきであると考える向きもある。
先勝(せんかち=又は、せんしょう・さきかち、とも言う)
先勝
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 17:11 UTC 版)
先勝(せんしょう/せんかち)は、早くことを済ませてしまうことが良いとされる日。「先んずれば即ち勝つ」の意味。午前は吉、午後は凶と言われる。急用の処理や訴訟には吉日とされている。かつては「速喜」「即吉」とも書かれた。
※この「先勝」の解説は、「六曜」の解説の一部です。» 「六曜」の概要を見る
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