通夜とは? わかりやすく解説

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つう‐や【通夜】

読み方:つうや

夜どおし。一晩じゅう。「—の宴」「—運行

⇒つや(通夜)


つ‐や【通夜】

読み方:つや

死者葬る前に家族・知人などが集まり終夜なきがらのそばで過ごし冥福(めいふく)を祈ること。おつや。

神社仏堂こもって終夜祈願すること。


通夜

読み方:ツヤ(tsuya)

死者のそばで一晩をすごすこと。


つうや 【通夜】

→ 通夜

つや 【通夜】

仏教で、夜を通して祈願勤行をし、あるいは法談をすることだが、今は葬式前夜仏事をいうようになった。→ 喪

通夜 【つや】

本来は死後葬儀当日の朝まで営まれるもの。夜を徹し営まれることから通夜と言う今一般的に言うのは葬儀前夜行われる法要その後会食のこと。

【佛式】通夜・葬儀

通夜

【佛式】通夜・葬儀

通夜には仮通夜本通夜あります逝去直後精神的に落ち着かなかったり時間的に葬儀段取り出来ない場合などは、とりあえ僧侶教のみの読経お願いして、自宅親しい者だけが集う通夜を「仮通夜」といい、僧侶読経の元で関係者通知参列いただいて葬儀場などで一般に行う通夜のことを「本通夜と言います仮通夜駆け付ける際は、余程親しかった場合除き玄関挨拶程度にしておくのが遺族への礼儀です。

本来、通夜には特に故人生前親しかった遺族近親者親し知人友人限られそれ程でもなかった方々告別式参列する習しになっていましたが、現在ではいずれ都合の良い日に参列するのが一般的になってきています。また、昨今では半通夜と言って1時間程度終えるのが通例となってます。

通夜と葬儀両方参列する場合弔慰金品は、通夜に持参するのが一般的です。

通夜振る舞い

通夜の後に、故人への供養あわせて通夜弔問へのお礼兼ねて簡単な飲食物用意されることを通夜振る舞いと言い軽い酒食類が一般的ですが、お茶菓子程度などの場合もあり地区によって用意されるものは異なります
会食すすめられたら、遺族心遣い応えるためにも余程の事情がない限り出席して生前故人在りし日語りあうのが習わしですが、長居返ってご迷惑なりますので頃合い見計らって失礼するのが礼儀です。

夜伽(よとぎ)

通夜から翌日葬儀当日死者葬るまでの間、近親者祭壇安置されている故人のそばで、夜を徹して交替ローソク線香絶やさないようにして守ることを夜伽と言います。これは元々、家族親族縁者親し知人友人などが、葬るまでに故人蘇生することを願って夜通しそばに付き添っていたことに由来します。

葬儀・告別式

本来は、「葬儀」と「告別式」は区別して行われるもので、葬儀は文字通り故人冥福祈り成仏することを願って遺族近親者のみによって故人葬り浄土に導く引導を渡すために営む儀式であり、「告別式」は葬儀を一旦終えた後に、友人知人近隣者勤務先関係者などが故人最後お別れをする儀式になってます。
現在では、土葬による埋葬から火葬変って参列者が墓地まで行く機会がなくなるなど葬儀慣習変ってきたことから、葬儀告別式同時に行うのが一般的になり、告別式参列者も焼香による会葬をもって故人お別れする形式変ってきています。

ひとくちMEMO

御香典の目安

御香典目安1998年6月三和銀行ホームコンサルタント調べ
贈り 年代別 東西
  20歳 30歳 40歳代 50歳代以上 関東 関西
全体 3千円 5千円 1) 1万円 5千円 5千円
勤務先の上 3千円 5千円 1万円 1万円 1万円 5千円
勤務先同僚 3千円 5千円 5千円 5千円 5千円 2)
勤務先部下 5千円 1万円 5千円 5千円
勤務先社員家族 2) 5千円 5千円 5千円 5千円 3千円
取引先関係 5千円 1万円 1万円 1万円 1万円
祖父母 1万円 1万円 2万 1万円
両親 10万 10万 10万 10万 10万
兄弟・姉妹 5万 3万円 5万 3万円
おじ・おば 1万円 1万円 1万円 1万円 1万円 1万円
その他の親類 1万円 1万円 1万円 1万円 1万円 1万円
友人知人 5千円 1) 5千円 1万円 5千円
となり・近所 2) 3千円 5千円 5千円 5千円 5千円
友人知人家族 5千円 5千円 1万円 5千円 5千円 5千円
その他 2) 1) 3千円 1)

1)5千円1万円 2)3千円・5千円
注意)−は該当するサンプルがないもの *はサンプル数が少ないためクロス集計していません

ご贈答のマナー

贈答様式 贈り 献辞表書き 慶弔用品
枕経時の僧侶への謝礼 遺族 御車 金封水引熨斗なし
のし袋白無
通夜時の寺院
僧侶への謝礼
遺族 御車 金封水引熨斗なし
のし袋白無
葬儀告別式時の
寺院僧侶への謝礼
遺族 御法禮
御回向料
御経料
御供養料
御布施
御礼
金封
双銀結切り/双銀あわび結び/黄白結切り
黄白あわび結び/水引熨斗なし
のし袋
白無地/黄白(銀)結切り
黄白(銀)あわび結び/御布施字入
戒名法名法号
付けて貰った謝礼
御戒名料
御法名料
御法号
御礼
葬儀時の僧侶への
謝礼に付け
御膳料 のし袋白無
御車
葬儀委員長
世話役への謝礼
遺族 御礼 金封水引熨斗なし
のし袋白無
受付係お手伝い
の方への謝礼
遺族 御礼 金封水引熨斗なし
のし袋白無
会食参加されない
受付係お手伝いの方
への謝礼
遺族 御膳料御礼 金封水引熨斗なし
のし袋白無
寺院使用料
寺院借り場合
遺族 御席料 金封水引熨斗なし
のし袋白無
葬儀弔慰金を贈る 身内
身内以外
御霊前(御佛前)
御香奠
御香料
御悔み
御香華料
金封
黒白結切り/黒白あわび結び/双銀結切り
双銀あわび結び/黄白結切り/黄白あわび結び
のし袋
銀結切り/あわび結び/黄白(銀)結切り
黄白(銀)あわび結び/白無
葬儀お供え物を贈る 身内
身内以外
御供物
御供
のし紙
銀結切り/あわび結び/
黄白結切り/黄白あわび結び
通夜・葬儀時の 遺族 (東)志
(西)粗供養

使用例(のし紙/金封/のし袋の様式)

のし紙/金封/のし袋様式 使い方
金封:使用例 金封:使用例 金封:使用例 のし袋:使用例
のし袋:使用例 のし袋:使用例 のし紙:使用例 のし紙:使用例


通夜

作者瀬戸内寂聴

収載図書生死長夜
出版社講談社
刊行年月1989.5

収載図書生死長夜
出版社講談社
刊行年月1992.5
シリーズ名講談社文庫

収載図書瀬戸内寂聴全集 第15巻 みみらく・風のない日々・髪 他
出版社新潮社
刊行年月2002.4


通夜

作者近松秋江

収載図書近松秋江全集 第4巻
出版社八木書店
刊行年月1992.12


通夜

作者ギー・ド・モーパッサン

収載図書モーパッサン残酷短編集
出版社梨の木
刊行年月2004.4


通夜

作者宮城しず

収載図書エイプリルフール
出版社書院
刊行年月2007.6


通夜

作者三原遙

収載図書川沿いの町
出版社草場書房
刊行年月2008.3


通夜

読み方:ツヤ(tsuya)

作者 近松秋江

初出 大正12年

ジャンル 小説


通夜

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/29 10:33 UTC 版)

通夜(つや)は、仏教等で葬儀前に行う儀式のこと。


  1. ^ a b イオンのお葬式 - 曹洞宗の葬儀・通夜についての解説
  2. ^ a b c d e 藤村英和『新版 葬儀・法要のあいさつ』西東社、2011年、22頁
  3. ^ a b c 吉川美津子『はじめての喪主 葬儀・葬儀後マニュアル』秀和システム、2014年、77頁
  4. ^ a b 吉川美津子『はじめての喪主 葬儀・葬儀後マニュアル』秀和システム、2014年、54頁
  5. ^ 通夜を行わない「1日葬」増える/青森県内 東奥日報 2018年12月13日閲覧
  6. ^ a b 金容権『韓国語手紙の書き方事典』三修社、2012年、65頁
  7. ^ かたち-諸奉神礼:日本正教会 The Orthodox Church in Japan - 日本正教会公式サイト


「通夜」の続きの解説一覧

通夜

出典:『Wiktionary』 (2021/09/15 13:20 UTC 版)

発音

名詞

  1. (つや、つうや)死者葬る前に親類知人集まりの前で一夜を過ごすこと。
  2. (つや、つうや)仏堂こもり終夜祈願すること。
  3. (つうや)夜通し一晩中

「通夜」の例文・使い方・用例・文例

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