梓
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梓
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/25 08:00 UTC 版)
梓(あずさ、し)は、樹種の名である。
漢字本来の中国での意味と、日本での国訓「あずさ」の2つの意味があり、さらにそれぞれの名をどの樹種に同定するかについて諸説がある。
梓(し)
梓は、別名を「木王」といい[1]、百木の長として尊ばれた。
版木に使われたため、転じて「上梓」「梓行」のような印刷・出版に関する表現に残る。ただし、「梓に上す(しにじょうす、あずさにじょうす)」、「梓にまとめる(しにまとめる、あずさにまとめる)」のように、この意味の「梓」を「あずさ」と読むこともある。
この「梓」は通説ではキササゲのことだが、異説もある。
- キササゲ Catalpa ovata - ノウゼンカズラ科の落葉高木。
- トウキササゲ Catalpa bungei - ノウゼンカズラ科の落葉高木。キササゲと同属。牧野富太郎による説[2]。
- アカメガシワ Mallotus japonicus - トウダイグサ科の落葉高木。江戸時代の小野蘭山による説[2]。
現代中国語では、「梓」はキササゲのことで、「きささげ」の訓のある「楸」がトウキササゲのことである[3]。
梓(あずさ)
「あずさ」という樹種は古代の「梓弓」の材料として言及されるが、現在は稀な方言として以外は廃れている。そのため、古代における梓の実体については、系統的にも大きく異なる諸説があったが、現在はほぼ確定している。
- ミズメ(ヨグソミネバリ) Betula grossa - カバノキ科の落葉高木。白井光太郎による[4]。正倉院の梓弓の顕微鏡的調査の結果などから、通説となっている[5][4]。
- キササゲ[5][4] Catalpa ovata - ノウゼンカズラ科の落葉高木。中国の「梓」と同種とする。『大和本草』(1709) より[6]。
- アカメガシワ[5][4] Mallotus japonicus - トウダイグサ科の落葉高木。『物類称呼』(1775)・『本草綱目啓蒙』(1803–1805) より。本来「梓」に関する説だったのが転じたか[2]。
- オノオレカンバ[5][4](ミネバリ) Betula schmidtii - カバノキ科の落葉高木。ミズメと同属。『古今要覧稿』(1821–1842) より。
- リンボク[5][4](ヒイラギガシ) Prunus spinulosa - バラ科の常緑樹。
このほか、方言として
- アサダ[4] Ostrya japonica - カバノキ科の落葉高木。
- ナナカマド[4] Sorbus commixta - バラ科の落葉高木。
- ニシキギ[4] Euonymus alatus - ニシシギ科の落葉低木。
などを意味する。
画像
-
オノオレ
脚注
梓(あずさ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/03/26 22:39 UTC 版)
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梓
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/04/20 23:24 UTC 版)
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梓
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/04 07:18 UTC 版)
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梓(彩木優花)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/01 01:14 UTC 版)
「水戸黄門外伝 かげろう忍法帖」の記事における「梓(彩木優花)」の解説
かげろう組のくノ一。茜・楓と行動を共にすることが多い。固有の忍法はない。
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梓(あずさ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/01 02:55 UTC 版)
「熱愛プリンス お兄ちゃんはキミが好き」の記事における「梓(あずさ)」の解説
三つ子の次男。テルツェットではクールで大人カッコいい担当。一人が好きなように見えて、実はプライドの塊でカッコつけ。コンサートの前には緊張する。17歳(高校2年生)。182cm。美鈴学園では2年B組。得意科目は古文。普段は口数が少なく、ボソボソと喋る。遥と理人がケンカをしていても止めない。スキンシップが多い。遊園地のパレードに憧れたことが、アイドルをやりたいと思ったきっかけ。球技大会では大和とバスケで対決した。
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梓(あずさ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 05:08 UTC 版)
番外編にて登場した、「居酒屋あずさ」を営む盲目の女性店主。夫に先立たれており、現在は一人娘の蛍と2人で店を切り盛りしている。誰に対しても分け隔てなく接するため、殺せんせーや常連の殺し屋たちからは慕われている。
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梓(あずさ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/14 10:15 UTC 版)
シンが身を寄せていた孤児院に住んでいたが、Gナンバー同士の抗争に巻き込まれ、内閣機密室の本部に記憶を消去させられるべく収容されていたが脱出に成功。偶然に出会った『グレイ・ドール』のもとに逃げ込み身を寄せる。ドールと共に行動し、ドールが根来を射殺し新しい方針となったGでは、「普通の教育を受け、普通の生活を送ってきた常識的な考えを持つ人間」としてGナンバーのサポートに当たることになる。
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梓(し)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/08 09:34 UTC 版)
梓は、別名を「木王」といい、百木の長として尊ばれた。 版木に使われたため、転じて「上梓」「梓行」のような印刷・出版に関する表現に残る。ただし、「梓に上す(しにじょうす、あずさにじょうす)」、「梓にまとめる(しにまとめる、あずさにまとめる)」のように、この意味の「梓」を「あずさ」と読むこともある。 この「梓」は通説ではキササゲのことだが、異説もある。 キササゲ Catalpa ovata - ノウゼンカズラ科の落葉高木。 トウキササゲ Catalpa bungei - ノウゼンカズラ科の落葉高木。キササゲと同属。牧野富太郎による説。 アカメガシワ Mallotus japonicus - トウダイグサ科の落葉高木。江戸時代の小野蘭山による説。 現代中国語では、「梓」はキササゲのことで、「きささげ」の訓のある「楸」がトウキササゲのことである。
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梓(あずさ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/08 09:34 UTC 版)
「あずさ」という樹種は古代の「梓弓」の材料として言及されるが、現在は稀な方言として以外は廃れている。そのため、古代における梓の実体については、系統的にも大きく異なる諸説があったが、現在はほぼ確定している。 ミズメ(ヨグソミネバリ) Betula grossa - カバノキ科の落葉高木。白井光太郎による。正倉院の梓弓の顕微鏡的調査の結果などから、通説となっている。 キササゲ Catalpa ovata - ノウゼンカズラ科の落葉高木。中国の「梓」と同種とする。『大和本草』(1709) より。 アカメガシワ Mallotus japonicus - トウダイグサ科の落葉高木。『物類称呼』(1775)・『本草綱目啓蒙』(1803–1805) より。本来「梓」に関する説だったのが転じたか。 オノオレカンバ(ミネバリ) Betula schmidtii - カバノキ科の落葉高木。ミズメと同属。『古今要覧稿』(1821–1842) より。 リンボク(ヒイラギガシ) Prunus spinulosa - バラ科の常緑樹。 このほか、方言として アサダ Ostrya japonica - カバノキ科の落葉高木。 ナナカマド Sorbus commixta - バラ科の落葉高木。 ニシキギ Euonymus alatus - ニシシギ科の落葉低木。 などを意味する。 第126代天皇徳仁のお印である。
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