サンガーラヴァ経
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『サンガーラヴァ経』[1](サンガーラヴァきょう、巴: Saṅgārava-sutta, サンガーラヴァ・スッタ)とは、パーリ仏典経蔵中部に収録されている第100経。『傷歌邏経』(しょうがらきょう)[2]とも。
- ^ 『原始仏典』中村、『パーリ仏典』片山
- ^ 『南伝大蔵経』
- ^ 『原始仏典第4巻 中部経典 Ⅲ』第100経 清らかな行いの体験ー サンガーラヴァ経 前書きP426 春秋社2005年 中村元監修 山口務訳
- ^ ウパニシャドでは、ブラフマンとは宇宙の最高原理とみなされており、この最高原理が人格的に表象されたものがブラフマーであり、創造神とされていた
- ^ 『原始仏典第4巻 中部経典 Ⅲ』第100経 清らかな行いの体験ー サンガーラヴァ経 春秋社2005年 中村元監修 山口務訳
- ^ 「智者によって一方的に結論されるべきである」という言葉において、智者とは、質問した青年のような、三ヴェーダをきわめ、世間の事柄や偉人の相にも詳しいバラモン教の学者のような人を指すようでもあり、自分で真理をさとり、最高の智慧の完成に到達した覚者を指すようでもある。
- ^ 原始仏典中部Ⅲ第100経清らかな行いの体験-サンガーラヴァ経 前書きP426 山口
- ^ そうした前提の中で、彼は、ゴータマの説話を受けて、真理であると肯定していったように見える。そこで出てきた質問が、ブラフマーという神の存在についてであったと見ることができる。
- ^ また、悟りの経緯において、論理的な説明がなく、ゴータマの教えで用いられている直感的(一方的)な意味合いを持つ語には、「ダルマ」、「人格的なダルマ」、「無」、「非想非非想」、「想受滅」、「出起する道」などがあると思われる。
- ^ 岩波仏教辞典第二版P901
- ^ 『ブッダのことば』中村元 岩波書店 1984年P250第1章第2節注18
- ^ また、ゴータマと、調和のとれた美しい自然との神的な結び付きについては、出家前の初禅のとき、悟る前の初禅のとき、死去する前の美しい自然に対した時などの出来事が経文として残っている。
- ^ ゴータマがマハ―サッチャカ経を説かれた当時、すでに四禅定の階梯はできており、悟る前の樹下での瞑想が初禅にあたることを、ブッダは出家後に知りえた瞑想の階位に照らして、そのように了解したという見解がある。(出典『原始仏典第4巻 中部経典Ⅰ』第36経 身体の修行と心の修行ー マハ―サッチャカ経 P723 注7 春秋社2004年 中村元監修 平木光二訳)
- 1 サンガーラヴァ経とは
- 2 サンガーラヴァ経の概要
- 3 関連項目
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