大縁経とは? わかりやすく解説

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大縁経

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/06 21:48 UTC 版)

大縁経[1](だいえんきょう、: Mahānidāna-sutta, マハーニダーナ・スッタ)とは、パーリ仏典経蔵長部の第15経。『大縁方便経[2](だいえんほうべんきょう)、『大因縁経[3](だいいんねんきょう)とも。

類似の伝統漢訳経典としては、『長阿含経』(大正蔵1)の第13経「大縁方便経」の他、『人本欲生経』(大正蔵14)、『中阿含経』(大正蔵26)の第97経「大因経」、『大生義経』(大正蔵52)等がある。

いわゆる十二縁起十二因縁)関連の話題が取り上げられる。

構成

登場人物

場面設定

釈迦たちがクル国に滞在している際、アーナンダが釈迦に、自分はまだ縁起がよく分からないので教えてほしいと頼む。

釈迦はアーナンダに、まず十二縁起十二因縁)を、続いてその構成要素に関する個別論として、三有四取、六愛、六受、六触、名色の二元論、九有情居欲界非想非非想処)、八解脱等を述べる。

アーナンダは歓喜してそれらを信受する。

内容

日本語訳

  • 『南伝大蔵経・経蔵・長部経典2』(第7巻) 大蔵出版
  • 『パーリ仏典 長部(ディーガニカーヤ)大篇I』 片山一良訳 大蔵出版
  • 『原始仏典 長部経典2』 中村元監修 春秋社

脚注・出典

  1. ^ 『南伝大蔵経』
  2. ^ 『原始仏典』中村
  3. ^ 『パーリ仏典』片山

関連項目

外部リンク




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