マーガンディヤ経
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/06 23:23 UTC 版)
『マーガンディヤ経』[1](マーガンディヤきょう、巴: Māgaṇḍiya-sutta, マーガンディヤ・スッタ)とは、パーリ仏典経蔵中部に収録されている第75経。『摩犍提経』(まけんだいきょう)[2]、『須閑提経』(すかんだいきょう)[3]とも。
類似の伝統漢訳経典としては、『中阿含経』(大正蔵26)の第153経「須閑提経」がある。
釈迦が、外道の修行者マーガンディヤに仏法を説く。
構成
登場人物
- 釈迦
- マーガンディヤ - 外道の修行者
場面設定
ある時、釈迦はクル国のカンマーサダンマに滞在していた。
そこに外道の修行者マーガンディヤが訪れ、釈迦の説く感覚の遮断は感覚の破壊であると誹謗する。
釈迦は、楽と苦を極めてきた自身の遍歴を述べつつ、苦楽・欲を超えた空こそが絶対の安楽であると説く。
法悦したマーガンディヤは、三宝への帰依を誓う。
釈迦は4ヶ月後に出家することを勧める。
こうして後にマーガンディヤは出家し、阿羅漢へ到達する。
日本語訳
脚注・出典
関連項目
外部リンク
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