アーターナーティヤ経とは? わかりやすく解説

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アーターナーティヤ経

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/06 21:50 UTC 版)

パーリ仏典 > 経蔵 (パーリ) > 長部 (パーリ) > アーターナーティヤ経

アーターナーティヤ経[1]: Āṭānāṭiya-sutta, アーターナーティヤ・スッタ)とは、パーリ仏典経蔵長部の第32経。漢字では『阿吒曩胝経[2](あたくのうていきょう)と表現する。

類似の伝統漢訳経典としては、『毘沙門天王経』(大正蔵1245)がある。

経名は、内容の大部分を占める「アーターナータの護経」に因む。

構成

登場人物

場面設定

ある時釈迦は、マガダ国ラージャグリハ王舎城)のギッジャクータ山(霊鷲山)に滞在していた。

そこに毘沙門天が現れ、夜叉の中に五戒を守らない者がいるので、「アーターナーター(毘沙門天の管轄領域)の護経」を釈迦に唱えてほしいと請う。

釈迦に了承され、毘沙門天は、過去七仏四天王スメール山須弥山)と周囲の四洲から成る「アーターナーターの護経」を披露する。

釈迦はその「アーターナーターの護経」を比丘たちに披露する。比丘たちは歓喜する。

内容

日本語訳

  • 『南伝大蔵経・経蔵・長部経典3』(第8巻) 大蔵出版
  • 『パーリ仏典 長部(ディーガニカーヤ) パーティカ篇I』 片山一良訳 大蔵出版
  • 『原始仏典 長部経典3』 中村元監修 春秋社

脚注・出典

  1. ^ 『パーリ仏典』片山、『原始仏典』中村
  2. ^ 『南伝大蔵経』

関連項目

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