サーマガーマ経とは? わかりやすく解説

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サーマガーマ経

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/07 00:33 UTC 版)

サーマガーマ経[1](サーマガーマきょう、: Sāmagāma-sutta, サーマガーマ・スッタ)とは、パーリ仏典経蔵中部に収録されている第104経。『舎弥村経』(しゃみそんきょう)[2]とも。

類似の伝統漢訳経典としては、『中阿含経』(大正蔵26)の第196経「周那経」がある。

釈迦が、比丘たちに、僧伽の和合について説く。

構成

登場人物

場面設定

ある時、釈迦は釈迦族の国にあるサーマガーマ(サーマ村)に滞在していた。

ちょうどその頃、ジャイナ教開祖であるニガンタ・ナータプッタが死に、その教団は分裂して争い、パーヴァー村では死者を出すほどだった。

その事件が起きた村で雨安居していたチュンダは、そのことを釈迦に報告しに来る。

釈迦は仏教教団(僧伽)にはそのような争いが無いこと、そして争いの六因と四果、争いを滅するための七法と、争いを治めるための六法を説く。

比丘たちは歓喜する。

日本語訳

  • 『南伝大蔵経・経蔵・中部経典3』(第11巻上) 大蔵出版
  • 『パーリ仏典 中部(マッジマニカーヤ)後分五十経篇I』 片山一良訳 大蔵出版
  • 『原始仏典 中部経典3』(第6巻) 中村元監修 春秋社

脚注・出典

  1. ^ 『原始仏典』中村、『パーリ仏典』片山
  2. ^ 『南伝大蔵経』

関連項目




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